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射撃競技としておなじみの「アーチェリー」ですが、「弓矢」としての歴史をさかのぼれば、そこには「狩猟」「武器」といった文字が。

常に動き走り回りながら、弓を引き矢を放ち、獲物を捕獲しては、敵を負かす。そんな「弓矢」の歴史を研究し実践しているのが、デンマーク人のラース・アンデルセン(Lars Andersen)さんです。

本日みなさまにご覧いただくのは、動画サイトYouTubeに投稿された、1本の映像。アンデルセンさん自ら行った超実践的「アーチェリー」、その一部始終をとらえた動画、「Lars Andersen: a new level of archery」。

【壁を走り、空中に放たれたプルタブを撃ち落とす!】

御年50歳とはとても思えない軽い身のこなしで、時に壁づたいに走り、また時にジャンプをキメながら、矢を放つ姿は必見。とりわけ空中に投げたボールやプルタブ(!)を射る様、後ろから放たれた矢を察知、振りかえって撃ち落とす様は、お見事としか言いようがありません。

【アーチェリー歴はわずか10年らしい】

これだけのレベルをマスターしているにもかかわらず、なんとアーチェリー歴10年だというアンデルセンさん。たくさん練習し、そのぶん、たくさん怪我をした。そう語る彼が、いつしか古来から来た弓矢の達人にすら見えてくるから不思議です。見た目は、思いっきり現代人なのですが、ね。

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【左側に矢をつがえると、時間にロスが生まれる】

現在のアーチェリーは左側に矢をつがえ、体を固定した状態で照準を合わせたのちに、矢を放つというのが一般的。しかしアンデルセンさん曰く、これでは矢を射る体勢が整うまでに、時間をロスしてしまうことになるのだそう。

【右側につがえれば動作がスムーズに行えるらしい】

しかしながら、過去の文献および資料をみると、右側に矢をつがえている絵が多数。なんでもこちらのほうが、矢を放つまでの動作がスムーズにできるのだそうで、連射といった技もやりやすくなるみたい。ほ~~~、勉強になりますねぇ!

驚異的な命中率で、バンバン矢を放っていく姿は爽快。途中、足を器用に使った(!)アーチェリーも披露されているので、こちらにもぜひ注目してご覧になってみてくださいね。

参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼もう1度言わせていただきますが、この方、50歳です