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琵琶湖の水を京都に引いた人工水路、「琵琶湖疏水(びわこそすい)」。京都府・京都市および滋賀県大津市らはこれまで、こちらに観光船を運航させ「琵琶湖疏水クルーズ」を実行しようと試みてきました。

昨年12月末にはとうとう、琵琶湖疏水クルーズの船下り実行委員会を発足。来たる春の桜開花シーズンに向けて、今年3月、試験運航を開始します。

【元々は物資運搬船が往来していた場所】

1890年に完成した琵琶湖疏水は、およそ60年間に渡って物資の運搬船が往来しておりましたが、やがて1951年に廃止されました。昨年1月、これを観光資源として再活用しない手はないと立ちあがったのが、京都市と大津市、そして民間事業者たち。それから紆余曲折を経て、今回発表された試験運行の運びとなったのだそうです。

【京都市長&大津市長によって “琵琶湖疏水クルーズ” 詳細が発表される】

「時事ドットコム」の報道によると、26日、京都市の門川大作市長と大津市の越直美市長によって京都市役所にて行われた記者会見で、「琵琶湖疏水クルーズ」の詳細が発表されたとのこと。

【3月末からGWまで試験運航するよ♪】

試験運航の主体は、民間業者を含む「琵琶湖疏水船下り実行委員会」で、京阪グループの琵琶湖汽船が運航。またとっても気になる試験運航の日程は、桜が見ごろを迎える3月28日からGW5月6日までの土・日・祝日、計16日間。大津から山科、蹴上までの7.8km、時間にして60分のコースを含む、3つのコースで実施されるんですって。桜舞い散る琵琶湖疏水をのんびり船下り……ああ、想像しただけで素敵だし、すっごく楽しそう!

【応募開始は2月5日から!】

運航されるのは京都市上下水道局が提供する船で、定員は8名、うち2名が操船者。期間中は、3コースで1日当たり各4便、運航されます。

乗船モニターの募集は、2月5日から開始。小学生以上(小学生は保護者同伴)であれば応募でき、乗船料は1000から2000円、加えてアンケートへの協力が条件となるみたい。なお、「琵琶湖疏水クルーズ」を体験できる人数は、1152名まで。募集要項は、両市およびJTB西日本京都支店のホームページに掲載されるそうなので、この機会を逃したくないあなたはぜひ、こまめにチェックしてみて!

参照元:時事ドットコム KBS京都 滋賀報知新聞
執筆=田端あんじ/ 画像=Pouch (c)Pouch