mina

今年20周年という節目を迎える、ファッションデザイナー・皆川明さんが手がけるブランド「minä perhonen(ミナ ぺルホネン)」。

フィンランドの言葉で「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」。

「蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたい」という願いが込められた名前を持つ同ブランドの記念すべきときを祝して、展覧会「ミナカケル」が、来る5月20日(水)より東京・表参道スパイラルビル1F スパイラルガーデンにて開催されます。

【北欧デザインを思わせる、色鮮やかなテキスタイル】

若かりし頃経験したヨーロッパ旅行で、輸入家具を取り扱う祖父母の影響から興味を持った、フィンランドなど北欧のデザインやライフスタイルに触れた。そのことが、発想に大きく起因していると思われる、「ミナ ぺルホネン」オリジナルのテキスタイル(布)。

【シルエットの美しさにも定評あり】

北欧的でありながらも、ほんのり、和の香りを感じることができる布を使った、シルエットの美しいファッションアイテム。さらにはレザーを使った鳥の形のバッグなどで注目され、その後も国内外で個展を開催、2006年にはファッション活動で優れた人・企業・団体などを表彰する「第24回毎日ファッション大賞」の大賞を受賞しました。

【スカイツリーのユニフォームもデザインしているんだって!】

一方アパレルブランドとしては衝撃的なサービスで話題となったのは、アーカイブの服から、特別な日のための1着をレンタルしてくれる完全予約制サービス、「lentää」。また2012年には東京スカイツリーのユニフォームをデザインするなど、その新しさ・躍進ぶりは、設立から20年経った今なお、とどまるところを知りません。

【実は苦労人】

ちなみにブランド立ち上げ当初は、魚市場で働きつつ、デザインを起こしていたという皆川さん。初期のモチーフに魚が使われているのは、この経験によるものなんですって。

【ドレスに小物、家具など、様々なアイテムが販売されるよ~~】

スパイラルガーデンでの展示は、2002年に開催した「粒子」、2010年の「進行中」に続いて、今回が3回目。

施設内に3つの展覧会限定ショップが登場、アーカイブのテキスタイルを用いたバッグやブローチなど小物のほか、展覧会の為の特別なドレスに家具やホームプロダクトなど、展示作品と連動した様々なアイテムが販売されるのだそう。なお会期中は糸井重里さんら豪華ゲストを迎えたトークイベント(すでにソールドアウト)も開催予定とのことで、20周年にふさわしい大規模な展覧会となっております。

【「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボマカロンも見逃せないっ♪】

5月22日(金)から6月22日(金)までの期間、東京・南青山「ピエール・エルメ・パリ」青山に連動企画として登場する、皆川さんデザインによるスペシャルパッケージのマカロンも、また楽しみ。展覧会は6月7日(日)まで、しかも嬉しいことに入場無料ですので、お近くに行かれる際にはぜひ、立ち寄ってみて。

参照元: ミナカケル minä perhonen
執筆=田端あんじ (c)Pouch