年始のセールやボーナスで買うもの、決まりましたか?
お家時間が増えた2020年。Pouchでは年末年始企画として「高級家電の本音レビュー」をお届けします。
憧れの高級家電……購入してから、思ってたのと違った……なんてことがあったら残念すぎる! というわけで、Pouchのライターたちが2週間レンタルをして徹底的に使い、本音でレビューしてまいります! ぜひご参考に。
というわけで今回、レビューするのは高級ドライヤー。
ダイソンのドライヤー「スーパーソニック イオニック」、そしてリュミエリーナの「レプロナイザー 4D プラス」です。
高級ドライヤーで名前が上がることの多いこの両者、どちらかを購入で迷っている……という人も多いのではないでしょうか。というわけで、どう違うのか、本音でレビューしたいと思います。
【ダイソンスーパーソニック VS レプロナイザー】
商品名①:ダイソン「スーパーソニック イオニック」
価格:4万9500円(税込)
商品名②:リュミエリーナ「レプロナイザー 4D プラス」
価格:5万7200円(税込)
購入を考えている理由:髪が多すぎて、毎日とにかくドライヤーに時間がかかるのとヘアダメージが長年の悩み。早く乾かせるうえに髪がキレイになるドライヤーがあるなら喉から手がでるほど欲しい。高い買い物なので失敗したくないし、ダイソンとレプロナイザー、どっちがいいのか知りたい。
【悩みだらけの髪質】
使用レポの前にまずは私の髪質から。髪が多い、太い、硬い、の三拍子そろっているうえに20年以上、縮毛矯正を続けたハイダメージ毛で、ゴワっとしています。
広がって外にハネやすく、ツヤもありません。最近は脱・縮毛矯正のために髪を伸ばしているのですが、痛みすぎてて毛先の絡まりも。
【レプロナイザー&ダイソンのスペックは?】
<重さ>
・ダイソン……約697g
・レプロナイザー……約750g
私はもともと重いドライヤーを使ってたので重さはそこまで気になりませんでしたが、ダイソンのほうが若干、軽いです。ちなみに消費電力はどちらも1200W(AC100V)です。
<風の強さ>
・ダイソン……3段階
・レプロナイザー……3段階
どちらも3段階で調整できますが、風圧はダイソンのほうが強力! さらに、アタッチメントをつけることで風の当たり方をコントロールすることができます。
<温度調整>
・ダイソン……3段階
・レプロナイザー……2段階(ホット or クールのみ)
最大時の温度はダイソンのほうがレプロナイザーより高温に感じました。レプロナイザーは最大時でも温度はマイルドな印象。
<付属品>
・ダイソン:4種類のアタッチメントとマットつき
・レプロナイザー:ノズル1つだけ
ダイソンはスタイリングに合わせて5種類のアタッチメントで風の出方を調整して髪質やスタイリングに合わせて使い分けできます。対して、レプロナイザーのアタッチメントはシンプルにノズルが1つ。
【実際に髪を乾かしてみると…】
……と、スペックだけを見ると、風圧が強くて、最高温度も高く、アタッチメントが5つもついているダイソンのほうが圧倒的に良さそうに感じると思います。
ところが、実際に髪を乾かしてみると……。
<ダイソン>
髪を乾かそうと、ドライヤーの電源をオンにした瞬間……とんでもない風圧の風が出てきてびっくり!
最大風量だと頭がふっ飛ぶかと思うような暴風が出てきて、こりゃ髪が早く乾きそう、と思ったのですが……。長くて多い私の髪はまるでメデューサのようにうねり、絡まる絡まる絡まる!
急いで風量を1つ下げようとするも、風量調整ボタンが後ろ側についているので片手でうまく操作できない……。そして、風量を下げると今度は微妙に風量が物足りない。
ただ、最後に冷風をあてて仕上げるとめちゃめちゃ気持ちいい。髪がツヤっとなります。
温度を下げたり、アタッチメントをつけ替えて風を調整しようとしたものの、私は不器用なのでうまく使いこなせず……。風の魔術師になれたらいいんでしょうが、私のようにスタイリングが苦手な人間にはちょっとレベルが高すぎました。
<レプロナイザー>
最初はアタッチメントも1つだし、温度も二段階だし……と見くびっていたレプロナイザー。最大風圧はダイソンに比べると弱いものの、申し分なし。ドライヤーの熱も普段使っているものよりは低め。でも、狙った場所にちゃんと風があたり、調整も片手でできるからダイソンよりとにかく使いやすい。
そして、なにより乾かしてるときから髪の手触りが普段と違う、サラサラしてるぞ……!
いつもなら、ドライヤーの当てすぎで髪がアッチアチになってしまうのに、髪が熱くなりません。
仕上げに冷風を当てたのですが、これがまた気持ちいい。強めの冷風で髪が素早く冷やされて、頭の毛穴がキュッと締まるような感触です。
【仕上がりに大きな差が!】
どちらも普段使っているドライヤーよりも早く乾いて、ツヤがでるのは間違いない!
ただ、実験期間中は同じシャンプー、トリートメント、ヘアオイルを使うようにしていたのですが……。2つのドライヤーで仕上がりに明らかな差が。
ダイソンで乾かした髪も十分ツヤっとしていますが、レプロナイザーで乾かした髪のまとまりとしっとり感がすごい……。
特に違うのが毛先。ダイソンはちょっぴりハネ気味ですが、レプロナイザーはちゃんと内巻きになっているのです。ブローだけでしっかり内巻きになったの、何年ぶりだろう……。
特に違うのが翌日の髪の手触り。レプロナイザーで乾かした次の日は、髪がしっとりして指通りもよく、これが自分の髪だとは信じられず、嬉しくて何度も何度も手ぐしを滑らせるほど。
【結論・髪をしっとりさせたいならレプロナイザー】
どちらも同時に2週間借りていたのですが、私の髪質に合っていたのはレプロナイザーだったので、気づけば後半はレプロナイザーばかり手にとっていました……。どちらも同じ高級ドライヤーですが、ダイソンとレプロナイザーではそれぞれ向いている人が違う気がします。
・髪にボリュームがほしい人や、スタイリングが得意な人……ダイソン
・髪のダメージを抑えてしっとりと仕上げたい人や、不器用な人……レプロナイザー
私はレプロナイザー 4D プラスに惚れ込んでしまい、レンタルの返却期限に返したくなさすぎて落ち込みました。一度あれを体験するともう元には戻れない……というわけでお金をためて「レプロナイザー 4D プラス」買おうと思ってます!
参考リンク:ダイソン、Bioprograminng Club
執筆:御花畑マリコ Photo:(c)Pouch
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