洗練された雰囲気の、一軒のレストラン。テーブルではお客さんたちが料理を待ちながら談笑しています。
このレストランには、ちょっとした秘密がありました。このお店では、フォークの先くらいの小さな小さなシェフがテーブルの上で一生懸命、料理を作ってくれるらしいのです。それっていったいどういうことなんでしょう……?
本日ご紹介するのは、レストランを舞台に繰り広げられる、ロマンチックでコミカルなイリュージョンを収めたショートムービー。
【レストランのテーブルの下からシェフが登場】
夕暮れのレストラン、テラス席に集まったのは、小さなシェフが奮闘する様子を楽しみにしてきた4人のお客さんたち。
4人が楽しく談笑していると、突然テーブル中央付近に開いた小さな穴から、コック帽を被った小さな小さなシェフが登場します。
【バタバタと料理を作っていく小さなシェフ】
シェフは「ボンジュール!!」と挨拶をすると、早速料理を開始。
グリルに油を注ぎ、点火し、肉を焼き、野菜を焼き、テーブルの周りを動き回ってどんどん料理を作っていきます。自分の体の何倍も大きいフォークを上手に操って肉を裏返したり、飛んできたハエを追い払ったり、小さなシェフはとにかく大忙し。時には尻餅をついたり、火の勢いがボッと強まったりと、危険な場面もありますが、焼き上がったお肉はなんとも美味しそう。
【skullmappingというアーティスト集団による作品】
……実はこれ、CGと映写機器を使用して、家具や壁などに立体的な映像を映し出す3Dプロジェクションマッピングの作品。
テーブルの上には映写機が設置されており、お客さんが本物の料理を待つ間、小さなシェフがテーブルの上で奮闘しながら料理をする様子を映し出してくれるサービスだったのです。
この3Dプロジェクションマッピングの映像を手がけたのはFilip Sterckx氏とAntoon Verbeeck氏が代表を務めるSkullmappingというアーティスト集団。Skullmappingでは、これまでも数々の3Dプロジェクションマッピング映像を作り出しており、希望すればこちらの希望に沿った内容の映像も作ってくれるようですよ。
それではお待たせしました。まるで本当に小さなシェフがテーブルの上で動き回っているように見える楽しい3Dプロジェクションマッピングの映像を、どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。
参照元=vimeo、skullmapping公式サイト
執筆=南野バンビ(c)Pouch
▼小さなシェフは大忙し
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