病院に緊急搬送された後、手術室らしき場所に運ばれたひとりの男性。見たところ、大きな怪我をしている様子はありません。
ということは、ふくよか……というよりも、太りすぎに思えるその体が、ここに彼がいる原因なのでしょうか……?
ご紹介するのは、米団体「Children ’s Healthcare of Atlanta ’s Strong4Life」によって動画サイトYouTubeに投稿された1本の映像作品、「Rewind the Future(将来を巻き戻せ)」。
【男性がこれまで歩んできた人生がキーに】
朦朧とする意識の中、男性に訪れた、過去のフラッシュバック。走馬灯のように過ぎる目の前の光景は、子供の頃から現在にいたるまでに彼が体験してきた、自堕落な生活でした。
【「食べてばかり」「運動はほとんどしない」】
アイスクリームに糖分たっぷりのジュース、ピザをはじめとするジャンクフードを好み、毎日のように食する。少し歩いただけで息が上がるので、運動らしい運動はしない。そんな状態なので、可愛い我が子と遊ぶことも、言うまでもなく、しんどい。
【生活は不健康そのもの】
移動は車、余暇はもっぱらテレビを観るか、ゲームをするかのどちらか。不健康そのもの、そんな彼の毎日は、今に始まったことではありません。
【根本的な問題は、彼のママにあった!】
動画を観ていくと明らかになるのは、男性の母親の影。体を動かすこともなく、タンスの中にお菓子を隠し持つほどの “過食” 傾向に陥ってしまったのは、どうやらこのママに、大きな原因があるようなのです。
【幼い頃からの生活習慣を正すことができなかったことが原因】
右も左もわからない幼児の頃から、フライドポテトなどのジャンクフードを、息子に嬉々として与えてきたママ。医師から注意を受けてもなお、息子可愛さのあまり、高カロリーな食べ物を与え続けてしまいます。
その結果、息子は生活を正すことができないまま大人になり、こうして病院へ搬送される事態に陥ってしまった模様。
【いちばんに重視すべきは、子供の健康】
子供たちの健康管理を提唱する同団体は、親が、子供が幼いときに教えたアレコレすべてが、成人したときの生活そのものになるということを指摘。
不健康な生活習慣を続けた先に待っているのは、この作品に登場する彼の末路と同じなのです。そのことを静かに、しかしながらセンセーショナルに、警鐘しています。
真に子供のことを想うのならば、健康なカラダを維持する生活習慣を教えることこそが、親としての務め。お子さんがいらっしゃる方はもちろん、いずれ子供を授かりたいと願うあなたの胸にも、この作品はおそらく、ガツンと響くことでしょう。
参照元:YouTube(Children ’s Healthcare of Atlanta ’s Strong4Life)
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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