g1

今やどの大学においても行われている、ミスコン。

平たく言えば、大学イチの美女を決める大会。それが多くの人々が考える大学ミスコンの定義だと思うのですが…… “天下の藝大” こと、東京藝術大学で行われるミスコンは、フツーのミスコンとは丸っきり異なるようなのよね。

【毎年なにかと注目される「藝祭」】

来る9月4日(金)から6日(日)までの期間、同大学上野校にて行われる「藝祭2015」。

毎年「藝大パネェ」「さすが」「神がかってる」「エネルギー詰め込みすぎ」と称賛の声が数多くあがる、上野から谷中にかけての一帯を大きく巻き込んで行われる一大イベント、それが「藝祭」。その中でも特に注目度が高い企画の中に、ミスコン「ミス藝大」があります。

【普通のミスコンだと思ってかかると、ヤケドしますよ】

「ミス藝大」は、モデル×美術×音楽でチームを組み「ミス藝大」という作品をつくりあげるという、藝大ならでは、なんともアカデミックな試み。

【各チーム、ただいま絶賛PR活動中っ!】

当日はチームAからチームE、総勢5組による “美を追求したパフォーマンス” が行われるのだそうで、現在は公式サイトおよび各チームのツイッターにて、PR活動をしている模様。

【あの……どれもこれも前衛的すぎるんですけど……】

こちらで紹介されている動画をさっそく視聴してみたのですが、な、なんだろうコレは。いくらなんでも前衛的すぎるでしょ……。というか、そもそもミスコンってなんだっけ? ああ、今にもゲシュタルト崩壊が起こりそうだよ~~~!!!

【ツイッターの声】

ツイッターにはさっそく、このたびの「ミス藝大2015」に関して言及する声がちらほら。

「なんていうかチームDが一番わかり易いというかそれ以外が意味不明すぎるので投票できない」
「さすがミス藝大wwwやってくれるぜwww」
「もはや『美人』の選挙というより、『美人』というお題の大喜利であるし、芸術という分野も他と同じく隙間産業を求めてさまよっているのを感じた」
「ミス藝大すごい……こわい おもしろい なんなんだアレは こんなミスコン見たことない」
「直接的じゃなくて間接的だから意味めっちゃ考えた」
「ミス藝大は、ハイコンテクストすぎて、もはや何のコンテストだかわからない……」

【チームBからEは、まだわかりやすいのよ】

観る者を混乱に陥れる5組のアプローチ。女性モデルがいるチームB・C・Eは、まだわかりやすいので良しとしましょう。

「毎年量産されるミス◯◯に終止符を打ちませんか? 」をテーマに掲げているチームDが、モデルを敢えて「該当者なし」としているところも、わかる。「ミスコン史上初の『概念』としての優勝を目指します」という宣言も、かっこいい。

【チームAが、なんかもうスゴイ】

問題なのは、チームAのみなさんですよ。モデル画像が、抽象的かつシュール。というかもはや、人ではない

g2

PR動画もこれまた独創的すぎると言いますか、ひき肉をえぐってみたりバナナをいたぶってみたりと、正直わけがわからないっ。エロティックな描写……なのでしょうが、観ていると、得も言われぬ不安感にたちまち飲みこまれてしまいそうになるよ……!

【全体的に刺激強めです】

とにもかくにも、「刺激的」であることだけは、間違いない。そんな「ミス藝大」の特設ウェブサイトでは、9月3日(木)まで、各チームのPR動画への事前Web投票が実施されています。

興味を持たれたアナタは今すぐ、ウェブサイト&PR動画をチェック、投票に参加してみて。「ミス藝大」が開催される当日9月6日(日)も、「藝大のすごさ」「他とは一線を画するレベルの違い」を目の当たりにすべく、同大学へと足を運んでみるといいかもよ!

参照元:藝祭2015
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼まずは問題のチームAからどうぞ(*チームCの動画はまだ公開されていない模様)

▼普通とおもいきや意外な展開が待っているチームB

▼とってもわかりやすいチームD

▼イケメン女子に惚れぼれ……チームE