ワンコを散歩させている光景はよく目にしますが、ニャンコを散歩させている光景って、あまり見かけませんよね。
記者(私)の周囲にいる、室内で猫を飼っている飼い主さんたちをみても、散歩させているという人はほぼ皆無。それがフツーだと思ってきたから特に疑問を感じたことはなかったけれど……いちど気になりだすと、答えが知りたくなるもの。
実際のところ、猫に散歩って、必要なのでしょうか?
【猫の散歩は必須ではないらしい】
ペット用品店「プロミペット」ウェブサイトによれば、「猫の散歩は必須ではない」とのこと。外をじっと見つめているニャンコさんの姿は珍しくありませんが、これは窓の外の動くものに興味を持っているだけで、外に出たいと思っているとは限らないというのです。
【育った環境に左右される】
一方、ウェブサイト「ねことトモだち」によれば、「育った環境によっては、猫は外にあまり興味を示しません」「子猫のうちから外に出していない猫は外への興味も薄れる傾向があるので、連れて行かなくてもそれほどストレスを感じないと思います」とのこと。
とはいえ、1度でも外へ出したニャンコは、定期的に外へ行きたがる模様。そうでない場合は、無理に散歩させる必要はないようですよ。
【「猫の散歩が必須ではない」理由】
猫はもともと自分のテリトリーを持ってその範囲で活動することを好むため、テリトリー内の家の中で十分満足している場合が多いのだそう。
他にも、
・自分のテリトリーから出ることに対しては、猫はとても臆病。
・「車の事故」「伝染病などに感染する」など、猫にとって外出はリスクが高い。
などから、猫にとっての「散歩」は、必須というわけではないようです。
【必要なのは「上下運動」】
なお「プロミペット」によると、「室内で飼うと運動不足になるのでは?」と考える飼い主さんもいらっしゃるでしょうが、猫に必要な運動は、距離の移動ではなく、上下運動なのだそう。キャットタワーなどがあれば、家の中で過ごすだけでも、十分事足りているそうなのです。
【猫を散歩に連れていく際に注意すべきこと】
しかしながら、「外に出たいと思っている猫」が、一定数いるのも事実。そんなニャンコを飼われているみなさまは、次の点に注意して、お散歩に連れていってあげましょう。
・必ず猫用のリードをつける。
・車や自転車に接触する危険を避けるべく、散歩コースを選ぶ。
・猫が行きたいときに行く。
・無理強いはしない。
育った環境次第で、室内で満足しているニャンコさんも、外に行きたがるニャンコさんもいる。そのことを踏まえたうえで、彼らのニーズに合わせてあげることが、どうやらニャンコにメロメロの “ネコ奴隷” としての務めのようです。
ってなわけで、同志のみなさま、このことをよ~く、頭にいれておくようにね!
参照元:プロミペット、ねことトモだち
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch
▼室内猫(10才)にリードをつけてみたところ…
▼めちゃくちゃテンション下がったみたい
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