スクリーンショット 2016-03-07 19.45.40

メイクのレクチャー動画をYouTubeに投稿し続けている20歳のユーチューバー、 “Shalom Blac” ことShalom Nchomさんは、9歳のころにフライ用の油でひどい火傷を負いました。

火傷をした場所は、顔、手、そして肩。これに加えて、髪の毛の大部分も、失った。

焼けてただれてしまった肌のせいで、外出する際にはいつも、注目の的。特に子供と老人にじっと見つめられたものだと語る、Shalomさん。

【辛い過去を乗り越えて】

いじめの対象となり、自分を見に来る人の視線によって「まるで生きた銅像になった気分だ」とも感じていた過去。それらを乗り越えて、彼女は今、動画を通してメイクの素晴らしさ、自分を受け入れることの素晴らしさを、多くの人に伝えています。

【メイクによって、なめらかな肌を作り上げてゆく】

濃い色から明るい色までのファンデーションを幅広く駆使し、顔半分の肌を美しく整えていくShalomさん。シャドウとハイライトによる陰影を利用して、最終的には見事、つるりとした質感を持つなめらか肌を作り上げました。

【化粧という行為が持つパワー】

このように、メイクにはその人自身の顔の印象ばかりか、顔立ち自体までをもすっかり変えるだけの力があります。美しくなったという事実が、自分への自信に結び付く。そう、メイクには、女性を心身ともに輝かせるだけのパワーが秘められているのです。

【「自分を愛してあげて」】

しかし一方で、Shalomさんはこうも語っています。

「メイクするにしろ、しないにしろ、なによりもあなたがたは自分自身を愛するべき」
「メイクをすることは、私が幸せである理由にはなっていません。私は自分自身を愛しているので、幸せなのです」

メイクを施すことでついた自信がやがて、自分自身を本当に愛することに繋がれば。Shalomさんの胸の内にそんな思いがあるからこそ、きっと、このような発言をしているのではないでしょうか。

メイクの底知れぬ可能性と力を知り、同時に勇気をもらえるレクチャー動画を、それではさっそくご覧になってみてください。

参照元:YouTube / Shalom Blac
執筆=田端あんじ (c)Pouch