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落語家による落語と、お坊さんによる説法。双方のバトルを楽しめるイベント『高座バトル』が、2016年7月2日(土)に東京都杉並区の堀之内・妙法寺で行われます。

お寺イベントの情報サイト「寺子屋ブッダ」が企画する『高座バトル』は、これで2回目の開催。なお高座とは、説法をする場所のことであり、寄席(よせ)では、芸を演じる場所でもあります。

同じテーマを設けて、落語家が落語を、お坊さんが説法を行う。その様子を想像しただけで、なんだか不思議と、ワクワクしてきやしませんか?

【縁の深い「落語」と「説法」】

「寺子屋ブッダ」のサイトによれば、実は落語のルーツをたどると、お寺の高座から生まれたともいわれていて、「出処不明ではありますが、その昔、説法自慢のお坊さんと噺自慢の落語家が、聴衆を前にお寺の『高座』で競いあった」といった伝承があるんだそう!

【共通点は「聴けば力が涌いてくる」】

このように、深い繋がりがある落語と説法ですが、その共通点については、いまいちよくわからないという方も少なくないことでしょう。これについては「落語は、思い通りにならないことを笑い飛ばして受け入れる話。一方で説法は、思い通りにならないことを受け入れることで、むしろイキイキと生きようとする話である。順序はちょっぴり違えども、『思い通りにならないことを受け入れる』という点においては、どちらも一緒。」とのこと。

古くから多くの一般庶民を元気にしてきた落語と説法。いっぺんに聞いたら、きっとみるみる力が湧いてくる、はず!

【誰が出演するの?】

この日高座に上がる落語家は、「格闘技落語」を自称する “上方落語の爆笑王” 桂雀々さんと、円楽一門会期待のホープ、三遊亭兼好さん。兼好さんは、タウン誌記者や魚河岸勤務などを経て、28歳で落語家へ転身したのだそうよ。

この2人に対するお坊さんは、浄土宗・光琳寺の副住職で、テレビ朝日系列で放映されている番組「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」に出演している井上広法さんと、日蓮宗・中道寺の住職で、法務省立川拘置所の教誨師(きょうかいし)を務める山形教亨さん
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【テーマは「縁」と「艶」です♪】

『高座バトル』は昼夜2回公演で、料金は各回税込3500円。気になるテーマは「縁」と「艶」ということで、なにやら色っぽいお話が聞けそう……? 自ずと期待が高まります。

これまで落語や説法に興味すら抱いたことがなかったというあなたも、試しに出かけてみては。もしかしたらこれを機に、新しい世界が開けるかもしれませんよ。

参照元:寺子屋ブッダアットプレス
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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