宝塚歌劇団のメイクって、実に独特。舞台映えするようにかなり濃くしていることくらいは想像がつくけれど、具体的にどんな手順でメイクしているかと聞かれたら、わかる人は少なそうですよね。
元・宝塚歌劇団宙組の男役で、現在はアイドルとして活動している彩羽真矢(あやはね まや)さんがYouTubeに投稿してくれたのは、宝塚男役メイクのレクチャー動画!
【どんどん顔の彫りが深くなっていく】
もともとの顔はそれほど濃くない彩羽さんですが、ヅカメイクによって、どんどん顔が変わっていくのは圧巻。ビフォーアフターは全くの別人で、言われなくっちゃ誰も同一人物だとは思わないかも。
「いかに彫りの深い顔立ちに仕上げるか」など、普段のメイクに役立つ知識も数多く披露されているので、舞台に立たない人にとっても必見の動画ですよ。
【凹凸のキモはシャドウとハイライト】
私がまず注目したのは、ベースメイク。鼻の両サイド付近にシャドウを濃い目に入れることで高い鼻を、あごや頬の高い部分にハイライト、目と眉の間には再びシャドウを入れることで、深い彫りを実現しています。
また、なめらかでマットな肌質を作り出すべくフェイスケーキからパウダーに至るまで、随所にこだわりが見られるほか、動画のコメント欄には使用した道具についても細かく書かれているので、メイクの “土台” を作るうえでかなり参考になります。
【目を大きくみせたいなら、ヅカメイクは使える!】
また「目をより大きく見せたい」という希望を叶えたい人にとっても、宝塚男役メイクは見どころ満載。男役のためのメイクなので、キーワードは「キリッとかっこいい目元」。舞台に映えるよう、ハッキリクッキリした目に作り上げるべく、ありとあらゆる手法を使って、彩羽さんは目をどんどん大きくしていきます。
またアイプチのやり方や、アイラインの入れ方などの基本的なことや「アイホール中心に白を塗ると目の大きさが際立つ」など、知れば納得な情報が満載です。
【演じる役の年齢によって使う色を変えているんだって!】
さらに、アイメイクについて「年配の男性を演じるときは茶色、若い男性や外国人男性を演じるときには青色を使う」といった宝塚ならではの知恵まで披露してくれていて、もうまばたきするのがもったいない!
そのほかリップメイクやヘアなどを入れると、トータルで約22分半もある動画ですが、見ていると時間が経つのはあっという間なのであります。
【声がめっちゃ可愛い……男役メイクとのギャップにも注目するべし☆】
また彩羽さんの、男役とは思えない、鈴の鳴るような可愛らしい話し声も注目ポイント。ちなみに彩羽さんは娘役メイクのレクチャー動画も投稿しているので、こちらもぜひ、ご覧になってみてください♪
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼改めて、メイクの力ってすごい
▼おまけ:娘役メイクがしたい方はこちら☆
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