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11月12日は「洋服記念日」です。「洋服記念日」は、東京洋服商工業組合(現在の東京都洋服商工協同組合)が制定しました。

組合のサイトによると、明治5年11月12日に「今後、礼服には洋服を採用する」という内容の太政官布告が出され、直垂・狩衣・裃(ひたたれ・かりぎぬ・かみしも)といった和服礼装が廃止に。それに伴い、昭和4年11月12日に記念行事を行ったことが制定の由来だそうです。

和服を毎日着ている人は少ないですが、洋服はほとんどの人が毎日着ているもの。気に入った服を身につけるだけで、モチベーションが上がるという方も多いはず。パワーの源ともいえるでしょう。

そこで「洋服記念日」の本日は、洋服を日々販売しているアパレル店員のみなさんに注目! いつも笑顔で、あれこれコーディネートの提案をしてくれる店員さんたちの「あるある」を、現役で活躍しているみなさまにズバリ聞いてみましたよぉ!

【アパレル店員あるある31】

その01:声出しと品出しと接客と……忙しいときはもはやスポーツ!
その02:だからお茶じゃなくて、スポーツ飲料を飲むことが多い。
その03: 声出しはお腹から声を出すから、腹筋が鍛えられる。
その04:基本立ちっぱなし。
その05:その01から04の結果、スタイルキープ。
その06:髪型のアレンジがうまくなる。
その07:洋服の入った段ボールは重い。そのため自然と、腕がたくましくなる。
その08:段ボールを開けて商品を出して段ボールつぶして……「あれ? 私って運送会社勤務だったっけ?」と、ふと思う瞬間がある。
その09:服をたたむスピードが早くなる →家の洗濯物もハイスピードでたためるように。
その10:乾いた洗濯物が大量にあるときは、仕事だと思ってたたむとはかどる。
その11:カフェや飲食店でも、つい店員の笑顔チェックや言葉づかいチェックをしてしまう……職業病です。
その12:国民の休日には敏感。
その13:給料日にも敏感。
その14:同じような服が家に何枚もある。
その15:クローゼットは倉庫のようだ。
その16:流行りのガウチョパンツは、もはや何枚持っているかわからない。ガウチョパンツ屋さんになれそう。
その17:9月はまだまだ熱い。だけど夏服はイヤ、なにがなんでも秋服が着たい!!(しかし通勤は辛い)
その18:お客さんが試着したとき、似合っている時だけ「お似合いです」と言う。
その19:似合っていなかった場合は、「色や形など変えたら〜」とほんのり優しく伝える。
その20:お客さんに声をかける時=勝負の時。
その21:お客さんが気になるのは「質」「値段」「デザイン」のどれか、すばやく見極めないといけない。これを外すとお客さんの気持ちが一気に萎える。
その22:お客さんの “連れ” によって、対応を変える。
その23:母親と来店 → 母親の味方になる。お母さんの意見はポイントを突いていることが多く、店員である私たちよりも女性として先輩なので立てる。その結果、気分が良くなって買ってくれるというパターンも。
その24:父親と来店 → お客さんの味方になり、ドンドン買ってもらう方向へ♥
その25:「あぁ、あの人のコーディネート変えたいな……」と思った瞬間から、頭の中で勝手にスタイリングが始まる。
その26:お客さんに「コーデしてください!」って言ってもらうと燃える。
その27:平日休みに慣れてしまっている。たまに土・日・祝日に自分の休みが重なると、人の多さに驚く。
その28:セール中は、必ず声出しで喉がつぶれる。
その29:だからセール中は基本、ハスキー声。
その30:服をたたみすぎて、手の油分が飛ぶ。
その31:タイムセール前の呼び込みに行くときは、脳内でホラ貝が「ぼおお〜〜、ぼおお〜〜〜っ!!」と鳴る。戦場に向かうような面持ちで向かう!

【アパレル店員は体力勝負のお仕事だった】

いちばん最後の「ホラ貝」て! 店員さんは武士のような志でタイムセールに挑んでいたとは……買い手がビビるくらいに意欲満々、時には勢いに流されて、思わず買ってしまうほどのテンションの高さもうなずけますわ! 

そして、いかに体力勝負の職業なのかということも、よくわかりますよねぇ。

個人的には、似合っているか否かによってコメントを変えるという点が非常に参考になりました。日ごろお世話になっているアパレル店員のおねえさんたち、貴重な本音を聞かせてくれてありがとうございました〜!

店員さんへの見方がちょっぴり変わるかもしれない、「アパレル店員あるある31」。今後お買い物する際のご参考にしてみてください。

参照元:東京都洋服商工協同組合
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch