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お湯をそそぐだけで手軽に楽しめる、ティーバッグの紅茶。便利ですよね。オフィスに自宅に、常備しているという方も多いのではないでしょうか。

さてさて、紅茶の大手メーカー・リプトンによると、ティーバッグの紅茶って、淹れ方をちょっと工夫するだけで見違えるほどおいしくなるのだとか! 今回は、リプトンが公式Webサイトに掲載している「おいしいホットティーのいれ方」を検証してみることにしました。

【リプトン流ティーバッグの淹れ方】

リプトンが教えるティーバッグ紅茶の淹れ方は、次のとおり。

1. 紅茶を淹れるティーカップはあらかじめ温めておく。 
2. ケトルに汲みたての水道水を入れて、表面が波打つ程度まで沸かす
3.温めたティーカップに熱湯を注いでからティーバッグを静かに入れソーサーまたは小皿でフタをして、1〜2分抽出する。
4. ティーバッグを静かに振って取り出したら、おいしい紅茶のできあがり。

【濃い目で香り高い仕上がりに!】

いつもは、ティーバッグを先に入れてからお湯を注ぐ派の私(記者)。マグを温めるのは紅茶教室で習ったことはあるものの、面倒なので省いていました。

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リプトン流の淹れ方をしてみると、いつもと同じ抽出時間(2分)でも、いつもよりダークな水色。飲んでみると……香りも味も、普段よりぐっと良い! これはずいぶんと違う!

【紅茶の本場・イギリス人にも試してもらった!】

さて、紅茶といえばイギリス! 朝の起き抜けの1杯、午前中に1杯、ビスケットをつまみながら午後に1杯……と、紅茶文化が根付いています。

先日、「スナイダーズ わさび」を試食してもらった、イギリス人ご夫妻のステファンさんとジェーンさん。彼らのキッチンに置いてあった「イングリッシュ・ブレックファースト」紅茶のティーバッグを使い、リプトンの方法で淹れた紅茶を試してもらうことに。

【イギリス人も納得のおいしさ】

ステファンさんもジェーンさんも、多くのイギリス人と同じように、日頃からミルクティーを飲んでいます。そこで、違いが分かりやすいよう、紅茶に少量のミルクを入れた「ミルクティー」で試してみることに。ふたりにいつもと違う方法で淹れたことを知られないよう、週末の午後のティータイムに実験開始!

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記者「ティーの準備ができました! 今日のミルクティー、お味はいかが?」

ステファン「今日のティーは、いつものと味が違うな。おいしいね。ティーバッグを変えた?」

ジェーン「今日のティーは濃い目ね。紅茶が濃いとミルクティーがおいしく感じるわ。それに水が塩素くさくない。ミネラルウォーターを使ったの?」

記者「キッチンに置いてあったイングリッシュ・ブレックファーストを使いました。水は水道水」

ステファン「へぇ! あのティーバッグがこれだけおいしくなるとは……」

ジェーン「これが、本当にあのティーバッグ? あれはどうも紅茶の味が薄いのよね。2つぐらい入れないと、うまく出ないのだけれど……。これは、どうやって淹れたの?」

記者「リプトン流の抽出方法で淹れてみました。ちなみにマグひとつにつき、ティーバッグはひとつ」

ジェーン「さすが老舗だけあるわね。今度からこの方法で淹れてみよう!」

紅茶を飲み慣れているイギリス人からも好評だった「おいしいホットティーのいれ方」。のちほど、あまりおいしくない自宅のジャスミンティーでも試してみたところ、こちらも味に変化がありました! 普段より濃い水色で、香り高く、おいしくいただけました。「え、これがあのまずいジャスミンディー?」と思うほど。このテクニック、中国茶のティーバッグでもイケそうです。

さすが、リプトン。老舗ならではのノウハウでありました。みなさんも、ティーバッグで紅茶を淹れるときにぜひぜひ試してみてくださいね!

参照元:リプトン

取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch