本日みなさんに紹介するのは、東洋と西洋のイイトコどりといえる芸術的なお皿「ハイブリッド(Hybrid)」。

東洋と西洋のイイトコどり。そう聞くとおそらく多くの人が、双方がうまいこと融合して1つの作品が成り立っているんだろうな~と、想像することでしょう。たとえるならばそう、アフリカ、ヨーロッパ、アラブをつなぐ交易の十字路として発展し独自の文化を築き上げたモロッコのような、エキゾチックな雰囲気をね。

しかし「ハイブリッド」は、そういうのとはちょっと違うのです。そのことは作品を観れば一目瞭然! なんと皿の半分は西洋風デザイン、もう半分は東洋風デザインとなっていて、まったく異なる皿を真ん中で継ぎ合わせたようなビジュアルをしているのです~!

【飾って眺めたくなる…】


イタリアのインテリア&雑貨ブランド「セレッティ(SELETTI)」が取り扱う食器シリーズ「ハイブリッド」は、磁器で作られているのだそう。公式サイトにずらりと並んでいるのは大小大きさの異なる皿、コップにボウル、さらには燭台と実に幅広く、すべてが芸術品のごとく強い存在感を示しています。

【単純なようで斬新】

「ハイブリッド」シリーズのデザインを手掛けているのは、イタリアのデザインスタジオ「CTRLZAK」。

アーティストでありデザイナーのカティアさんとサノスさんが中心となって作り上げた作品はこれまで出会ったことのない驚きに満ちていて、単純なアイデアのようで、非常に斬新! 異質なもの同士を組み合わせるのって難しいけど、たまにとんでもない化学反応を起こすから侮れませんよねぇ。

【なかなか思いつきませんよコレは】

形も描いてある絵も半分ずつ違う姿には、違和感を感じざるを得ません。ですが見れば見るほどその類を見ない魅力に惹きこまれてしまう……。

互いになじんでいるようでなじんでいない、でも不思議な統一感のある「ハイブリッド」シリーズの魅力に1度ハマると、なかなか抜け出せません。それにしてもこんな奇想天外なアイデア、よく思いついたよね~!

参照元:SELETTICTRLZAK
執筆=田端あんじ(c)Pouch