GWはどこへも出かけなかったというみなさん。長らく部屋に閉じこもりすぎて消化不良気味だというのであれば、東京目黒区にある「ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)」へと出かけてみてはいかがでしょうか。
こちらの館内で2017年4月26日から5月14日まで開催しているのは、およそ1000点、計6ジャンルの猫アートを楽しむことができる展覧会「『福ねこat百段階段』展~和室で楽しむ ねこアート」。
東京都指定有形文化財「百段階段」に集うのは、絵画、立体、陶芸、人形、彫刻、写真で表現されたニャンコたちです。会期中は毎日、朝10時から18時まで(最終入館は17時半)オープンしているので、猫好きさんは今すぐGO GO GO~!
【猫への愛が詰まっております】
ここ数年ブームと化している猫ですが、日本にその存在が伝わったのは奈良時代のころ。平安時代には貴族の寵愛を受け、江戸時代には庶民の身近な存在となって浮世絵などにも登場してきた、古くから愛されている動物です。
ニャンコたちをフィーチャーした作品にはそれぞれ、猫への愛がいーっぱい! 参加しているアーティストも、造形作家に日本画家、人形作家に切り絵作家、写真家などなど多岐に渡っています。
【浮世絵を立体化した作品がスンバラシイ】
そのため見どころを挙げればキリがないのですが、わたしが気になっているのは、アーティストのもりわじんさんによる、自分の誕生日の福猫に会える366匹の「誕生日猫」。
そして江戸時代の愛猫家・歌川国芳の「猫飼好五十三疋」を陶芸作品で再現した、造形作家・小澤康麿さんによる作品です。
特に小澤さんの作品の猫は、浮世絵に出てくる猫ならではな、ちょっぴり妖しげな顔つきがたまりませんっ。この世の者とは思えない独特の存在感に、気がつけばグイグイ惹きこまれてしまうわ……。
【会場の美しさにもご注目】
東京都指定有形文化財に指定されているだけあって、会場自体もそれはそれは美しいので必見。入場料は一般当日1500円、様々な表情を見せてくれる猫たちに、会いに行ってみてはいかがでしょうか。
会場となる「百段階段」は、文化財のため普段は撮影禁止なのですが、会期中は写真撮影も可能とのこと!
そうそう、会場にはグッズショップも併設されているので、軍資金を多めに持っていくことも忘れずにねーっ☆
参照元:プレスリリース、ホテル雅叙園東京
執筆=田端あんじ(c)Pouch
▼石黒亜矢子さんの妖怪シリーズ
▼もりわじんさんの「誕生日猫」。自分の誕生日の猫を探したい!
▼写真家による作品も展示 / 見よ、この躍動感あふれる動き!
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