今回紹介するのは、イギリスのリーズで起こった “ちょっといい話” 。

この街のバス停で明らかに慌てた様子の女の子を発見したのは、「FirstGroup」社のバス運転手さん。11歳から12歳くらいだと思われる女の子はどうやら反対方向のバス乗り場に来てしまっていたらしく、このままだと登校初日に遅刻してしまうことになります。

バスに乗り合わせていた乗客のリンゼイさんは、フェイスブックでこのときの運転手さんの “神対応” を報告。運転手さんは女の子のためにタクシーを呼び、代金も支払ってあげて、バスを少しばかり遅らせてまでサポートしてあげたというのです。

【乗り合わせていた客も行動を称賛】

リンゼイさんの投稿によると、バスの本来の発車時刻は午前7時15分。タクシーを待ち、無事女の子を送り出すまでバスを停車させていたので10分ほどの遅れが出たらしいのですが、「間違いなく、そうする意味のある行為だった」と運転手さんの行動を称賛していました。

【どうか間に合っていますように】

海外サイト「BBC News」によると、運転手さんは女の子に「心配しないで、わたしたちがあなたを時間通りに学校に連れていきますからね」と話したとのこと。バスに戻ると、エンジンを切る前に乗客に理由を話して謝罪をしたのだそうです。

バス会社も、運転手さんの行動に対して「我々は女の子のために特別な顧客意識と配慮を示してくれた運転手の行動に非常に満足している」とコメントを発表しておりまして、大勢の大人たちが子供を思う姿にほっこり。女の子が始業時間に間に合っていることを、ただただ願うばかりです。

【ナイスアシストでした~!!】

登校初日って緊張するものですし、きっと女の子は相当焦っていたに違いありません。

そんなときに迷うことなく手を差し伸べた運転手さんの行動力、運転手さんの意向をくんで一緒にタクシーを待った乗客のみなさんの振る舞いは、大人として見習いたいところがたくさんあるなと思いました。女の子にいい出会いがあって、本当によかった!

参照元:FacebookBBC News
執筆=田端あんじ (c)Pouch