84歳の杜氏・農口尚彦(のぐちなおひこ)さんは、「酒造りの神様」の異名を持つ、日本でもっとも有名な杜氏のひとり。

全国新酒鑑評会では、連続12回を含む通算27回の金賞を受賞し、日本の「現代の名工(卓越した技能者)」を、杜氏として唯一受賞しているそうです。

その農口さんが手がけた貴重な日本酒をゲットできるプロジェクトが、クラウドファンディングサイト「Makuake」に登場しています。

【カリスマが2年ぶりに手がけたお酒です】

農口さんは、2015年に一旦現役を引退しましたが、2年間のブランクを経て最前線に復帰し、7人の若者と共に酒づくりに取り組んでいるそう。

プロジェクトに支援すると、2017年11月に完成したばかりの酒蔵「農口尚彦研究所」でいちばん最初に醸造したお酒を、誰よりも早く手に入れることができます。

【人気の3種類がラインナップ】

ラインナップされている日本酒は、約70年というキャリアの中で特に人気のあった品目ばかり。「本醸造酒」「山廃純米酒」「山廃吟醸酒」の3種類が、税込み5500円(2本セット)の支援コースから用意されています。

使われている水は、農口さんが長年選び続けてきた白山連峰からの伏流水。そして日本酒づくりに欠かせないお米は、地元の石川県産や富山県産の「五百万石」、兵庫県産「山田錦」、長野県産「美山錦」などが使われているそうです。

【ゲットしておかなきゃ後悔するかも?】

農口さんは、戦後失われつつあった山廃づくりの技術復活に関わったほか、1970年代以降低迷を続けた日本酒市場で「吟醸酒」をいち早く広め、吟醸酒ブームの立役者にもなった人なんですって。

これが、カリスマ杜氏にとって最後の挑戦になるかもしれない。そういったこともあってかプロジェクトは大人気で、支援額はすでに目標額の5倍を超えています。

申し込みと同時に売買契約が成立するコースにはすでに売り切れているものもあるようなので、日本酒好きのみなさんはさっそくチェックしてみてくださいね。

参照元:Makuake
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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