1993年に祥伝社が創刊したファッション誌『Zipper(ジッパー)』が、24年の歴史に幕を下ろすことをSNSを通じて発表。突然の休刊のニュースに、多くのファンから悲しみの声が寄せられています。

90年代にはファッション誌『CUTiE(キューティー)』と双璧をなす原宿・青文字系雑誌として、多くのおしゃれ女子を夢中にさせた『Zipper』。

当時女子中高生だったわたしは、歌手のCHARAさんやYUKIさんの大ファンで、2人がよく表紙を飾っていた『Zipper』の読者でもありました。発売日を指折り数えて心待ちにしては、なけなしのお小遣いを握りしめて本屋さんへと走っていたっけ。

【わたしの青春だったのに…】

『CUTiE』は2015年に休刊してしまったけれど、わたしたちにはまだ『Zipper』がある。心強く思っていたところに舞い込んだ知らせに、落ち込んだことは言うまでもありません。

【Zipperからのメッセージ】

最後となる号は、12月22日発売号。インスタグラムでは、最終号の表紙を務める高橋愛さんのスナップ写真とともに、『Zipper』は次のようなメッセージを発信していました。

「いつの時代もzipperのことが大好きな読者のみなさんと共に歩んできました。これまでzipperをともに引っ張ってくれた歴代パチパチズ、誌面に登場してくださった数多くの方々、zipper愛に溢れるスタッフ、みんなにありがとうを言いたいです」

パチパチズとは、読者モデルのこと。「パチパチ」は拍手の音を表していて、歴代パチパチズには美術家の清川あさみさん、ジェンダーレス男子のこんどうようぢさんなどがいます。30代のわたしにとっては、横山優貴さん(現・YUUKI)やYOPPYさんが思い出に残っているな~!

【ネットには悲しみの声が溢れる】

1999年5月号から2003年5月号までの期間には、矢沢あいさんの代表作の1つ『Paradise Kiss』が連載されるなど、常に話題に事欠かなかった唯一無二の雑誌。

たくさんの人にとって思い入れがあるであろう『Zipper』休刊の一報には、

「KERA、CUTIEに続きZipperまで休刊……」

「学生時代の青春の雑誌」

「1番大好きな雑誌だったのに これから何買えばいいんだろ……」

「休刊悲しいけど時代なのかなぁ」

「とうとう来てしまった」

といった具合に、たくさんのコメントが集まっています。

【いつかまた、会えるよね?】

『Zipper』はツイッターやインスタグラムに「zipperの休刊は、単なる雑誌の休刊以上の意味があると思ってます」ともコメントしておりまして、いつかまた会えるかもしれないという期待を抱かずにはいられません。

泣いても笑っても、12月22日号で “一区切り” 。とはいえやっぱり、どうしようもなく寂しい。ここ最近、次々と人気雑誌が姿を消していく様子を見ていると、時代の流れを感じずにはいられませんね……。

参照元:ZipperInstagram @zipperjpTwitter @zipperjpTwitter検索 zipper 休刊
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼24年間、ありがとうございました…!!


▼悲しみの声は今なお増え続けています


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