アメリカ・ニューヨーク市に暮らすサウンド・アーティストのマイク(Mike Rugnetta)さん夫妻は、Amazonでキッチン用品を探していたとき、あることに気づきました。
キッチン用品の関連商品として料理本が出てくるけど、ほとんどすべての表紙で男女一緒に調理する写真が使用されていること。
とはいえ2人横に並んで別々に作業をするというのではなく、なぜか女性は前で、男性は後ろに立っているような構図が常なのだとか。
【ぜ~んぶ「女性が前で、男性が後ろ」】
男性たちはみんな、女性を後ろからホールド。包丁を下ろそうとする女性の手に自分自身の手を添えるなど、料理するのをサポートしているかのようなポーズをとっていたそうなんです。
【「ラブラブカップル」ってことなのでしょうけど…】
サポートしていないパターンだと、料理している女性の背後から腰に手をまわして、ギュッと抱きついている構図ばかり。
「なにをするのも2人一緒がいいの♡」というラブラブカップルを表現しただけで深い意味はないのかもしれませんが、ぶっちゃけ調理しにくそう! それに真面目に考えると、調理中にイチャイチャするのは危険なんですよね。包丁持ってるし、火も使っているし……。
【胸に抱いた疑問をツイート→めっちゃバズりました】
「料理本の編集者たちは、女性が男性の助けを借りずに働くことができないと信じているのだろうか? それにモデル2人のビジュアルが、いつだって “同質” なところにも驚く。異なるタイプ同士のカップル(同性同士など)も、いたっていいのに」
似たような表紙ばかり見たことでそんな疑問を抱いたマイクさんは、「気の毒な女性たち」「なんでこんな表紙ばっかりなんだ」と、料理本の表紙の写真を添えてつぶやいたんです。
するとこのツイートはまたたくまに注目の的となって、ついた「いいね」は2万2000超。「これどういうことなの……」「女性を盾にしてるのかな」「料理に参加する男性は好きだけど、同時に同じことやるのはマジで勘弁だわ」といった具合に、コメントも殺到しておりました。
【たしかにツッコミどころ満載ではあるよね】
中には「男性が女性を支えておかないと、ナイフの反動が女性を地面から持ち上げちゃうんじゃない?」な~んて、面白おかしくイジっている人も。
マイクさんは反響の大きさを受けて、「料理中の女性に男性がちょっかいを出す描写に、多くの人々が不満を抱いたのは注目に値する」と海外サイト「Bored Panda」に話しています。
日本の料理本とはずいぶん雰囲気の違うアメリカの料理本のデザイン。いずれにせよ、不自然な構図であることだけは確かだと思うのですが、さてみなさんはどう思うでしょうか。
参照元:Twitter @mikerugnetta、Bored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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