なくして初めて、大切なものに気づいたの……なんてよく言いますが、財布を落としたときのダメージって、他にはない破壊力があります。カバンに入れたはずの財布が、無い。あれ? ウソでしょ? ウソであってくれ! 背筋が一気に寒くなるあの感じは、失恋と並んで、2度と味わいたくないもののひとつですよね。

ソフトバンク コマース&サービス株式会社が、20代・30代・40代の男女500名を対象に行なった「落とし物に関する調査」によると、「過去に落としてしまったことがあるもの」という質問で、いちばん多かったもの1位は財布(48.2%)、2位は傘(42.8%)、3位が鍵(28.4%)という結果に。

そして財布を落としたことがある30代・40代を対象に、これまでの財布を落とした経験について質問したところ、30代を向かえるまでに、約9割が “ロスト財布” を経験しているようなんです!

【92.1%が30歳になるまでに財布を落とす】

今回の調査結果を見ると、「30歳までに財布を落とした回数」という質問では、いちばん多かった回答は1回(54.8%)。続いて2回(22.6%)3回(6.8%)が続き、5回以上と回答した人も5.6%いたようです。

財布を落としたことの心理的なダメージが大きく「つい、うっかり」が減るのか、2回目以降はぐっと少なくなるみたい。

そして、30歳になるまでに財布を落としたことがなかった人は7.9%。つまり、30 歳になるまでに92.1%の人が1度は財布を落としていることがわかります。

【1万円未満だったら届けない?】

財布を落とすのもショックですが、逆に落ちている財布を自分が見つけたときの胸のざわめきったらないですよね。すぐに交番に届けなきゃという気持ちと、ちょっとだけ中身を確かめたい気持ち。誰しも胸に覚えがあると思います。

つづいて「現金を拾ったとき、交番に届けない金額を教えてください」という質問では、「金額に関わらず、拾った場合は交番には届ける」という回答がいちばん多く、40.0%という結果で、ホッとひと安心。

ところが「1万円未満であれば交番には届けない」という人が合計50.6%もいるという、驚きの結果も判明。

さらに100万円以上になると、届けない人が急に増える(3.8%)のも、なんだか意味深なものを感じてしまいます。

【拾った財布は届けましょう〜】

ちなみに、私が財布を落としたのは大学1年生の時。あれは忘れもしない、入学祝いでもらったブランドものの財布を、たったの1週間で落としてしまったんです。すぐに交番に届けたものの、私の財布は出てきませんでした。この時の所持金は520円で、このアンケート結果ともピタリ一致しています。

けれども財布って、私のようにプレゼントでもらったり、ちょっと奮発して買うものがほとんど。中に入ってる現金は諦められても、思い出の品を無くすってツライんですよね。

なので、もし財布を拾ったら、交番に届けましょう。読んでくださっているのは、きっと良い子のみなさんだと信じていますので〜!

参照元:プレスリリース
執筆=はちやまみどり / 画像=Pouch (c)Pouch