あるときは “火を噴きながらバク宙する姿” を、そしてまたあるときは “巨大水風船をお腹の上で爆発させる瞬間” を、ハイスピードカメラで撮影。
その様子を、圧倒的迫力を感じさせるスーパースローモーション映像で見せることでおなじみの、ユーチューバー「The Slow Mo Guys」。
ギャヴィンさんとダニエルさんによる息の合ったコンビが今回挑戦したのは、スピーカーの振動で躍動するペンキをとらえた映像です。
毎秒1万2500コマのカメラで超高速撮影された映像は、息をのむ美しさ。芽吹いてグングン伸びていく植物のような、あるいはなにかに反応してうごめく生き物の触角のような、生命力を感じさせる動きは必見です。
【静止画と動画の両方を撮影】
今回2人が用意したのは、1億画素センサーを備えたハッセルブラッドの「H6D 100c」と、1万2500fpsの高速度撮影を可能にしたヴィジョン・リサーチのハイスピードカメラ「Phantom v2640」。前者は静止画を、後者はスローモーション動画を撮影するためにスタンバイしています。
【実際は、ほんの数秒間に起きたできごと】
表面にビニールを張ったスピーカーに、色とりどりのペンキを流し込んでいくダニエルさん。カウントダウンしてからペンキが跳ねて混ざりあうまではほんの数秒とあっという間。人間の目にはただペンキがピチピチと跳ね、ぐちゃぐちゃに茶色く混ざっていくようにしか見えません。
しかし同じ瞬間を2台のカメラを通して見ると、まるで違う景色が見えるからワクワクするっ!
細く長く、上に向かってどんどん伸びていく赤・青・黄色。それぞれの色が1本の線となり、ねじれるようにして絡まり合って行く姿には、計算された美しささえ感じます。
【ビートに合わせて跳ねる観客みたい!】
静止画でも動画でも、意思を持って動いているかのようにも見えるペンキ。
動画が9分ほど経過したころにはダンスミュージックのビートにのせてペンキがドゥンドゥン跳ねるのですが、動き方が熱狂して湧き立つオーディエンスにそっくり! 不思議なシンクロニシティーを感じてしまうわ~。
【最後にみせてくれた「オチ」実験も必見です】
今回もまた、興味深い映像をとらえることに成功した「The Slow Mo Guys」の2人。
美しい光景を前にテンションが上がってしまったのか、最後の最後に、なぜか「スピーカーの上にシリアルとミルクを注いでそれらを口で受け止める」という謎実験も行っているので、ラストまでぜひご覧になってみてください。
必死の形相とひどい有様に、クスッと笑ってしまうことウケアイですので。
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼ペンキが跳ね始めるのは2:15あたりから
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