朝晩肌寒くなってくると、飲みたくなるのが豚汁ですよねぇ。

……ところでみなさん、いま豚汁のこと、なんて読みましたか?  “とんじる” ? それとも “ぶたじる”

福島県出身のわたしは “とんじる” としか読んだことがありません。ですが Pouch 編集部の周りに聞き取り調査をしてみたところ、ある地域の出身者のみ “ぶたじる” と読んでいることが判明したんです。

【九州の一部は「ぶたじる」と読むらしい】

その地域とは、福岡県と長崎県

「幼いころから “ぶたじる” と読んで親しんできたけれど、いざ東京にやってきてみたら、みんな “とんじる” と読んでいる。だから “郷に入れば郷に従え” 精神で、今では “とんじる” と読んでいます」(福岡県出身スタッフ談)

もしかしたら九州では “ぶたじる” と読むのが一般的なんでしょうか……?

【「ぶたじる」派、まだいました~!】

そこで参考にしたのが、アンケートサイト「みんなの声」にあった調査「『豚汁』なんて読む?」の調査結果です。

さっそく地域別ランキングに注目してみたところ…… “ぶたじる” 派は全国で3県であることが判明。

そのうち2つは当編集部内調査でも明らかになった福岡県長崎県だったのですが、残るもう1つの県は佐賀県でした。隣り合った3県が同じ結果だったということで、この付近では一般的な呼び名なのでしょうねぇ。

【熊本県は「半々」という結果に】

念のため九州地方のほかの県の結果も調べてみたところ、大分県・宮崎県・長崎県は “とんじる” に投じられた票のほうがより多かったのに対し、唯一熊本県だけ “とんじる” と “ぶたじる” への票数が全く同じだったんです。超、接戦~!

これほどの接戦は他県では見られなかったので、きっと熊本県においても親しまれている呼び名なのでしょう。

ちなみに九州のセブンイレブンで販売されていた豚汁のパッケージには、 “ぶたじる” と書かれていましたよ。さすが大手チェーン店は、ご当地についてよく調べているなぁ~~~!

参照元:みんなの声「『豚汁』なんて読む?」
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch