地震に台風と、自然災害による被害が後を絶たない日本。こういった “いざというとき” のために知っておきたい情報を教えてくれるのが、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターなんです。

2018年10月17日に投稿されていたのは、「プルトップ型ではない缶詰を道具なしに開ける方法」

缶切りがないかぎり、缶を開けることはできない缶詰。せっかく目の前に食糧があっても、食べることができなければ、食糧とは言えませんものね。これは知っておいて損はない、とっても有用な情報~~~!

【コンクリにこすりつけるだけ】

警視庁警備部災害対策課の公式アカウントが教えてくれたのは、「缶詰のふたのフチを、コンクリートやアスファルトにこすりつける」という方法。なんでも

「缶詰のふたは構造上フチの接合部分が削れると取れるようになっています」

ということで、このやり方であれば、女性や子供でも簡単に缶詰のフタが開けられるといいます。うん、たしかにこすりつけるだけなら、誰でもできそう!

【ポイントは「円を描くように」】

ツイッターには写真付きで詳しい手順が紹介されているのですが、缶詰をコンクリートにこすりつける際には、円を描くように行うのだそう。

缶詰の中から汁が出てきたら、ゴールはもうすぐそこ。無事にフタが取れたら、中に砂利が入らないように開ければ、作業は完了します。

【めちゃくちゃバズってます】

リツイート数1万8900超、いいねの数2万500超を記録したつぶやきにはコメントもたくさん集まっておりまして、

「これは良いことを聞いた」
「身ひとつで避難せざるを得ない状況や、災害時の混乱で紛失や破損する場合もあるので、非常に有効な方法ですね」
「こういう知恵こそ学校で教えてほしい」
「さっきやってみたけど普通に開いたので活用したいと思う」
「缶きりと違って片手でも開けられるので、骨折などで両手が使えない場合でも有効ですね」

といった具合に、好評を得ていました。

【缶切りを持っていたとしても取り出せない状況に陥る可能性も】

たとえ被災した際に家の中にいたとしても、棚などが倒れてモノが散乱している状態だったら、缶きりを探すことは難しいでしょう。

手元に何もなくてもできる対処法こそ、災害時に生きてくるもの。この情報を、頭の中のメモ帳にしっかり記しておくといいかもしれませんね!

参照元:Twitter @MPD_bousai
画像=Pouch編集部
執筆=田端あんじ (c)Pouch