ヨーロッパ・バルト海沿岸に並ぶ旧ソビエト圏のバルト三国の中で、もっとも南にある国、リトアニア。
“雨の国(Rain-land)” と呼ばれるほど、雨が多い国だといいます。
ジトジトしていたり、晴れ間が無かったりと、雨にはいつだってちょっぴりマイナスなイメージがまとわりつくもの。雨上がりの水たまりも、靴が汚れてしまうからユウウツに感じてしまうのが常です。
ですが写真家のGy Tisさんが撮影した “雨上がりのリトアニア” は、限りなく美しくて、詩的。大きな水たまりがよく磨かれた鏡のように風景を映して、ファンタジックな世界観を演出しているんです。
【リトアニアだからこそ撮れる景色】
作品の数々は、Gy Tisさんのフェイスブックから鑑賞することが可能。首都のヴィリニュスを中心に撮影されているようで、日本では決して見られない建造物のフォルムに心奪われること必至なんです。
【水たまりの割合が写真の半分を占める】
写真の1点1点を見ていくと、街の風景と水たまりが、ちょうど上下対称の構図になっていることがわかります。
この独自の構成によって写真に奥行きが生まれ、ストーリー性が増し、幻想的な印象をよりいっそう高めているのでしょう。視点を変えると見える景色があるということに、改めて気づかされるんです。
【ピカピカの「生まれたての街」って感じ!】
雨によって綺麗に洗われたようなリトアニアの風景は、たった今生まれたばかりであるかのようにキラキラと輝いています。
こんなにも素晴らしい景色を見せてくれるのですから、雨もそうそう、悪いものではないのかも。
そしてここまで美しいと、リトアニアだけでなく、ヨーロッパにアメリカにアジアなど、世界各国のバージョンも見てみたくなってきます。日本ひとつとっても、東京と京都じゃ、その印象はがらりと変わるはず。シリーズ化したら、絶対に面白いと思うの……!
参照元:Facebook、Bored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼いつまでも観ていられるな…
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