共働き夫婦が増え、今や多くの子どもたちが通っている保育園。でも、都心部の保育園を見てみると、雑居ビルの一室などあまり広くないスペースで、園庭もなく……というケースはザラ。
土地の確保や賃料の問題などを考えれば仕方がないのでしょうけれど、親としてはできれば子どもたちがのびのび過ごせる環境を与えてあげたいと思うもの。
今回、ご紹介するのは「日比野設計+幼児の城」という会社がデザインした保育園や幼稚園の園舎の数々。この会社、「幼児施設に特化した建築設計事務所」として各方面から高い評価を得ているんです。
実際に写真を見てみると、「えっ、こんな幼稚園(保育園)があるの!?」と皆さんもきっと衝撃を受けるはず!
【第9回キッズデザイン賞で9冠達成!】
建築設計事務所「日比野設計+幼児の城」は「第9回キッズデザイン賞」において、「子どもの未来デザイン 感性・創造性部門」などで9冠を達成。この賞は、キッズデザインの理念を実現し普及するための顕彰制度。子どもや子育てへの配慮がなされた良質な商品や施設、調査研究活動などを対象に選考が行われます。
ここで「日比野設計+幼児の城」が受賞した園舎をいくつかご紹介すると……。
【認定こども園 第一幼稚園(熊本県・熊本市)】
世界35か国以上でメディアに取り上げられた園舎。雨が降ると水たまりが園舎内にでき、雨上がりには水たまりで遊べるといったコンセプトが世界中の人をトリコに! 教室は間仕切りのない自由な空間となっており、ボーダレスな教育を行うことができます。
【認定こども園 はなぞのこどもえん(沖縄県・宮古島市)】
沖縄県初の幼保連携型認定こども園。宮古島の風土を活かした風通しの良い園舎には、心地よいダイニングルームやスタジオ、アトリエまで! 園庭には沖縄固有種の樹木が多数植えられ、子どもたちの原風景として心に残るような環境になっています。
【三宝保育園(福島県・いわき市)】
東日本大震災で全壊扱いとなった園舎を改築。いまだ放射線量の問題から子どもたちが外遊びできない状態となっており、子どもの運動不足と肥満化が問題に。そうした背景から、室内でも砂場、プール、駆けっこなど多様な運動ができるつくりとなっています。現場の先生たちからは「子どもの動きが変わった」との声があがっているそう。
どの保育園や幼稚園も、見ているだけで夢があって、子どもの心と体の成長をうながしてくれそう! 自分の家の近所にこんな園があったら、ぜひとも子どもを通わせてみたい! ……というか、自分が子ども時代に戻って通ってみたくなっちゃいますね!
参照元:@Press、幼児の城
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼その他、受賞した園。まめの木保育園(神奈川県・川崎市)
▼あおぞら保育園(東京都・羽村市)
▼城山保育園南山(東京都・稲城市)
▼つながるほいくえん御幸が原(栃木県・宇都宮市)
▼土合舎利保育園(茨城県・神栖市)
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