イギリス南部の街・マーゲイトで開催されたのは、世界初のソーセージパーティー。一体どういったところが “世界初” なのかと言いますと、パーティーに登場するすべてのソーセージにベーコンが巻かれているという点です。

このベーコンを巻いて焼いたソーセージ、「ピッグス・イン・ブランケッツ(pigs in blankets/毛布でくるんだブタ)」と呼ばれるもので、イギリスっ子の大好物なんだとか。

パーティーに並んだのは100種類もの「毛布ブタ」、それらが一堂に会した様子は圧巻です。

【「毛布ブタ」尽くしのテーブルがド迫力】

今回のソーセージパーティーを企画したのは、 “料理の天才” ことエマ・トーマス(Emma Thomas)さんと、トーマスさんのフードPR会社「Messhead 」。

ミシュランの星付きレストランでシェフとして働くジム・トムリンソン(Jim Thomlinson)さんも加わって、レッツクッキング。会場となったレストラン「Cinque Ports Margate」のテーブルには大小さまざまな「毛布ブタ」が並べられています。

【2メートル超のメニューもあったよ】

その中には2メートル越えのメニューもあったらしく、全部食べたら激しい胸焼けを起こしそう(もちろん切って適量食べるんでしょうけど)!

しかしながら、見た目のインパクトや “圧” がものすごいので、パーティーフードとしてはピッタリなのではないでしょうか。

【ちなみにアメリカではベーコン巻きません】

ところで……ベーコンと聞いてまず思い浮かぶのはやっぱりアメリカ。

アメリカのみなさんの “ベーコン愛” はすさまじく、ベーコン専用のグリルを販売したり、ベーコン尽くしの「ベーコン祭り」を開催したりと、ベーコンへの熱い思いがとどまることを知らないんです。

ですが、アメリカで「ピッグス・イン・ブランケッツ」というと、ベーコンではなくパイ生地やクロワッサン生地をソーセージに巻いたものになるんですって。

【ザ・英国料理を試してみるのもよさそう】

日本人からすると「加工肉&加工肉」という超ヘビーな組み合わせの「毛布ブタ」ですが、イギリスの人々がブタと歴史的に密接に関わってきたことが垣間見える料理ともいえそうです。そんな料理が100種類も並んだパーティー、行ってみたかったような?

「毛布ブタ」の材料はベーコンとソーセージ、調理は巻いてグリル、と至ってシンプルなので、日本に暮らす我々でもすぐにマネできそう。パーティーの際など、グレード高めのベーコンとソーセージで試してみるのも悪くなさそうですね。

参照元:Instagram @miss_cakeheadInstagram @ldnmesschefInstagram @cinqueportsmargate
執筆=田端あんじ (c)Pouch