まるで畳が意志を持って動いているようにも見える移動体「ただの畳」が、2019年1月15日に、この世に誕生いたしました。
……と、ここまで読んで、「一体何を言っているんだ」と思った方も少なくないことでしょう。ぶっちゃけ、わたしもこのニュースを初めて見たとき全く同じことを考えたので、どうかご安心ください。
この不思議な畳を作ったのは10分で寝落ちする“絶頂睡眠”で有名なヘッドスパ「悟空のきもち」。
関西電力、損保ジャパン日本興亜の2社とタッグを組んで行われた一大プロジェクトで、この動く畳の上で絶頂睡眠の施術を行うと、「大空から夢に突入する感覚」の寝落ち体験を味わえるというんです。
【畳が自動的にゆっくり動く…ですと?】
「ただの畳」は、自動的に動く無人AI移動技術に、浮遊感を加えた畳。大型ベッドの上に畳が乗ったような形をしていて、自動的にゆっくりと移動します。
【ハイクオリティーすぎてなにがなにやら】
眠くなるスピードと浮遊感を追求したという「ただの畳」の移動速度は、時速3キロから5キロ。これは非常に眠くなるスピードらしく、独自に調整した加速度と足元から感じる風によって、飛行浮遊感を感じられるとのこと。
畳は歩行者や車、道などを検知して動き回ることができるらしく、非常時には畳を遠隔で動かすことまでできるというのだから、未来を感じずにはいられません……!
【この動画…絶対笑わせにきてるでしょ】
YouTubeに公開されている動画では、「ただの畳」が実際に動いている様子を観ることができるのですが、これがとんでもなくシュール。
駐車場のような場所を分厚い畳がすい~~っと移動していく様子にも、その上にごろんと寝転んで “絶頂睡眠” の施術を受けている姿にも、じわじわきてしまうこと必至でございます。
【体験してみたいケド…】
「悟空のきもち」の発表によると、「ただの畳」は、今春に営業開始予定の「悟空のきもち 旅する畳店」にてデビューする模様。現在は私有地や自治体などと営業開始に向けて交渉中で、オープンまでに3つから5つの「ただの畳」を用意するそうです。
移動する畳の上で施術を受ける気持ちというのは果たしてどんなものなのか、非常に気になります。
しかし、施術を受けている姿があまりにも面白すぎるので、体験中に吹き出してしまいそうで怖い……! こんなにも心がザワついたまま “絶頂睡眠” に至れるのか少々不安ではありますが、効果のほどを、ぜひ身をもって体験してみたいものですっ。
参照元:プレスリリース、ただの畳 悟空の気持ち、Youtube
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼すごい発想力
コメントをどうぞ