親しい人たちとかわすLINEやメールにおいて絵文字を使用している人は、たくさんいることでしょう。
しかしビジネスにおけるメールやチャットとなってくると、絵文字を使用していいものか迷うところ。
そこで参考になりそうなのが、株式会社ヌーラボが1009名を対象に行った「ビジネスコミュニケーションにおける絵文字の使用に関する意識調査」です。
【もっとも絵文字を支持していたのは30代】
調査結果では、ビジネスコミュニケーションにおいて「絵文字を使用すべき」と答えた割合は年齢によって大きく変わってくることがわかりました。
「使用すべき」と回答した割合がもっとも多いのは、20代ではなく30代で、半数以上が絵文字の使用を支持していることが明らかに。
一方「絵文字を使用すべきでない」と回答する割合は、年代が上がるにつれて増える傾向にあります。
【20代前半はそもそも「絵文字に無関心」!?】
20代ではなく30代のほうが絵文字を使用しているということが個人的には意外でしたが、さらに予想外だったのは、24歳以下の若者たちによる絵文字に対する考え方。
「自分は使用しないが、相手が利用するのは特に気にならない」
「絵文字使用に無関心」
といった傾向が見られました。自分が絵文字を使わないだけでなく、人からのメッセージでも、絵文字のあるなしについて特に意識はしないんですね!
【スタンプ世代とのギャップかも】
こうした背景として考えられるのが、顔文字・絵文字・デコメなどを利用していた世代と、スタンプを主に利用する世代における、ジェネレーションギャップ。
日常的にスタンプを使っている世代なら、ちょっとしたニュアンスや感情はスタンプで伝えることができます。なので、文章を打つときにわざわざ「絵文字を入れる」という発想がそもそもないのかもしれません。
【絵文字がジェネレーションギャップの原因に!?】
文字だけの文章だと硬い印象を与えるけれど、文末に絵文字が1文字入るだけで、なんとなく柔らかい雰囲気になる気がします。
しかし、20代からは「文章と絵文字の組み合わせに古さを感じる」といった、厳しい(?)意見も複数寄せられていたようです。
たとえば、新入社員の緊張をほぐそうと、あえて社内チャットやメールで絵文字を使ったものの、逆にジェネレーションギャップを感じさせてしまう……というのはなんとも切ないもの。
ビジネスメールで絵文字を使うときは慎重になったほうがよさそうですね……。
参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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