2019年10月24日から、東京・千代田区の日比谷図書文化館で「鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界」が開催されます。

会場に展示されるのは、フランス文学者の鹿島茂さんが30年以上かけて収集してきた膨大なコレクションの中から選ばれた、およそ100作品。グラフィック・アート黄金時代を築いた “アール・デコ四天王” による高級挿絵本が見どころです。

デジタルとは趣きが異なる魅惑的な挿絵に、きっとあなたも目を奪われてしまうはず~!

【「挿絵本」という芸術品】

「鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界」は、鹿島さんの著書『アール・デコの挿絵本:ブックデザインの誕生』をもとに、アール・デコ時代の高級挿絵本がどのように造られているのかを分析、その造本美に迫る展覧会。

当時活躍した4人の画家、 “アール・デコ四天王” ことジョルジュ・バルビエ、アンドレ=エドゥアール・マルティ、シャルル・マルタン、ジョルジュ・ルパップが手がけたきらびやかなイラストレーションとデザインが、一堂に会します。

当時の高級挿絵本は、新鋭イラストレーターを起用した編集者と、裕福なパトロンが同時代に存在したからこそ生まれた “芸術” 。細部までこだわり抜かれた優美な美しさは、唯一無二です。

【当時の流行がわかる「ファッション・プレート」も登場】

展覧会では四天王4人の挿絵をそれぞれ堪能できるほか、彼らによるファッション・プレートも観賞できます。

ファッション・プレートとは流行のドレスや髪形、装身具などが描かれて、ファッション誌に入っていたもの。トレンドを発信するアイテムだったので、当時の空気感を味わえるかも!

【芸術の秋を満喫しよう♪】

会期は10月24日~12月23日まで、会場は千代田区立日比谷図書文化館 1 階特別展示室です。

季節は芸術の秋。美しく優雅な挿絵やファッション・プレートの世界観に、どっぷり浸ってみてはいかがでしょうか。

鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界
会期: 2019年10月24日(木)~12月23日(月) ※ 休館日 11月18日(月)、12月16日(月)
観覧時間:月曜~木曜 10:00~19:00、金曜 10:00~20:00、土曜 10:00~19:00、日・祝 10:00~17:00
※ 入室は閉室の30分前まで
会 場:千代田区立日比谷図書文化館 1 階特別展示室 観覧料: 一般 300 円、大学・高校生 200 円
千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方 1 名は無料
※ 住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳などをお持ちください。

参照元:プレスリリース
画像提供=日比谷図書文化館 ※すべての画像の転載・複製を禁止します。
執筆=田端あんじ (c)Pouch