今年はハローキティ45周年のアニバーサリーイヤー。そして、11月1日はハローキティの誕生日!

毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」です。というわけで、今回のぼっち企画は「ひとりでサンリオピューロランド」に行くことに。

ハローキティを始めとするサンリオのキャラクターたちに会えるテーマパーク、サンリオ ピューロランド(以下、ピューロランド)。子供向けなのかと思いきや、友人や知人が口をそろえて「大人こそ行ったほうがいい」「パレードがヤバい」と言うのですが、果たしてひとりでも楽しめるのでしょうか……?

【キャラクター達に会った瞬間に心が小5返り】

ピューロランドの最寄り駅は京王線&小田急線の多摩センター駅。ホームに降り立った瞬間から駅がサンリオのキャラクターだらけで、サンリオ育ちの私は気分が高まります……!

ピューロランドの入場料は大人ひとり3300円(休祝日は3900円、詳細はピューロランドのHPをご確認ください)です。中に入ると、壁紙やゴミ箱、自販機もすべてがサンリオ仕様! いたるところに懐かしのキャラクターが描かれいて、ファンシーとノスタルジーの洪水で、精神年齢が一気に小学5年生になりました。

「ひとりがなんだ、30過ぎてるのがなんだ!」という気持ちになり、気づいたらハローキティのカチューシャを買っていました。

まず最初に見たのは、10月生まれのお客さんを同じ月に生まれたキャラクターや他のキャラクターたちもお祝いしてくれる「ハッピーはっぴ〜バースデーSHOW」。

クロミにバッドばつ丸といったおなじみのキャラクターだけでなく、バッドばつ丸の友達・伊集院パンダバまで出てきたではありませんか。サンリオには、たくさんのキャラクターがいますが、レアなキャラクターに会えたときの嬉しさは半端じゃない!!

そして「〜みんなのハグがプレゼント〜キャラクターハグタイム」で、うさぎのウィッシュミーメルとハグ! ピューロランドをきっかけに人気が出たキャラクターだけに、ものすごい人気です。

【Miracle Gift Paradeのキラキラ感に涙が…】

この日いろいろなショーを見た中で、私の心を強く揺さぶったのが、ピューロランド最大のエンターテイメント「Miracle Gift Parade(ミラクルギフトパレード)」。このパレードはものすごい人気で、平日にも関わらず1時間以上前から並んでいる人もいるほど。

すごい人気だな……と思っていたのですが、開始5秒で納得。

曲が流れ、ダンサーたちといっしょに子供の頃大好きだったポチャッコやリトルツインスターズ(キキ&ララ)がキラキラとした光の中に現れた瞬間。懐かしさとかわいさとハッピーオーラで胸がいっぱいになり、涙がダーッとあふれてきました。なんだこれ〜〜〜〜!

そして、流れてくる「KAWAII FESTIVAL」というパレードのテーマ曲。まるで、サンリオギフトゲートの商品を片っ端から詰め込んだようなキャッチーでかわいらしい曲調なんです。\カワイイ/  \カワイイ/ という中毒性の高いコーラスもたまりません。

この「KAWAII FESTIVAL」の作詞作曲は前山田健一(ヒャダイン)さん、また「Miracle Gift Parade」のアートディレクターは増田セバスチャンさん、振り付けはPerfumeでおなじみのMIKIKO先生、という超豪華メンバーによるもの。

これに合わせてキャラクターたちが踊るのだから、アガらないわけがない!! 脳内がカワイイに完全占拠されました……!

【闇の女王登場!キティ先輩の一言に再び号泣】

ああ、この時間が永遠に続けばいいのに……カワイイは正義!と思いながら、参加グッズの「ミラクル♡ライト」を片手に踊っていると、突然音楽が変わり、ステージが不穏な空気に……。真っ黒なドレスを着た闇の女王が現れ、光が失われてしまいました。

「光が嫌い 笑顔が嫌い……」

「友だちなんてほしくない!」

まさかの超ネガティブメッセージの連続に震えます。

笑顔が嫌いって……。正直「とんでもねえやつが来たな」と思いました。普通の展開なら、こういったキャラクターは正義の味方にやっつけられて終わりです。ところがどっこい、ハローキティは一味違いました

「待って!誰だって暗い気持ちになることはある! 光を見たくないときも……」

一理どころか百理ある〜〜〜〜〜!! たしかに、落ち込んだときや上手くいかないとき、キラキラしている人たちを見るのが辛いときってありますよね。ネガティブな気持ちを否定することなく寄り添うハローキティの一言が、疲れた大人の心にクリティカルヒット。ここで私は再び号泣!!

この後、改心した闇の女王は光の女王になり大団円。キラキラと光るステージを見ながら、曇った心が浄化されるのを感じました。

このあとさらに、歌舞伎をテーマにしたミュージカルショー「KAWAII KABUKI 〜ハローキティ一座の桃太郎〜」というステージを見たのですが、こちらも鬼の孤独感に寄り添うハローキティの優しさや「ツノは個性だよ!」と励ますバッドばつ丸にホロリ。

かわいいキャラクターたちは、大人になった私たちの心にも寄り添い、癒やしと希望、そして勇気を与えてくれるのですね……。

【キャラクターのかわいさに無限課金状態に】

動くキャラクターのかわいさに癒やされ、優しいメッセージに心を動かされ、すっかり純粋な心を取り戻した私。ここでは大人の理性を捨てることを決意しました。

心の小学5年生の声に従い、レストランでは「ポムポムプリンのオムライス チキンのクリームソース デザートカップ付き」(税込み1650円)に、「タピオカ ブルーハワイジュレソーダ」(税込み600円)を注文。お母さんに怒られそうな組み合わせになってしまいましたが、いいんです。だってひとりだし、自分で稼いだお金だし……。

その後はピューロランド限定のサンリオキャラクターと一緒に写れるプリクラ(500円)を撮影。レアなキャラまで網羅したラインナップに友だちと来たらどのキャラクターと撮るかで揉めそうですが、ひとりだから無問題。子供の頃大好きだった「マロンクリーム」と、大人数で来た雰囲気にしたくて3きょうだいの「ノラネコランド」をチョイスしました。

ちなみに、最も危険なエリアは、エントランス横の超巨大なお土産売り場(エントランスショップ)。ここにはありとあらゆるサンリオグッズがそろっているのです。ぼっちだとグッズ選びに好きなだけ没頭できますが、止めてくれる人がいないのだけがネックかもしれません(ちなみに、館内にはATMもあります……)。

そしてラストを飾るショー「ハローキティイルミネーション『SPARKLE!!』」を堪能し、朝から晩まで、がっつりピューロランドを味わい尽くしてしまいました。

ピューロランドは、優しさとかわいさに溢れ、孤独な心を温かく包み込んでくれるような場所でした。心が疲れてしまったときや、純粋な思いを取り戻したいときに、ぜひ足を運んでみてください。ただ、サンリオファンはお財布がゆるゆるになってしまうと思うので、予算はたっぷりめで……。

ぼっち度 ★
KAWAII度 ★★★★★★★★★★★★★★★★∞
泣ける度 ★★★★★★★★★★★★★★★★∞

※館内の写真はすべて許可を得て撮影しています

参照元:サンリオピューロランド
取材強力:株式会社サンリオエンターテイメント
執筆:御花畑マリコ (c)Pouch

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