これまで勤めていた会社を辞める、すなわち「退職する」というのはなかなか言い出しづらいもの。「辞めたい」のひと言を言い出せず、無理をして働き続け、最終的には体や心を壊してしまうという人もいるのではないでしょうか。

そこで、働く皆さんに選択肢のひとつとして知っていただきたいのが「退職代行サービスを使って会社を辞める」方法。

末(まつ)さん(@420_Tenya_Wanya)も、このサービスを使って退職したひとり。その実体験を赤裸々に描いた漫画が現在、ツイッターで大きな反響を呼んでいます。

【ブラック会社を辞めたいと思うものの……】

当時、長時間勤務や休日の呼び出しは当たり前という超ブラックな会社に勤めていた末さん。ついに体を壊してしまい、「もう、これ以上頑張れない……」という気持ちにいたります。

けれど末さんは「辞めることで多くの人に迷惑をかけてしまうのではないか」という恐怖から、自分で決断できない状態になってしまいます。

ここで良かったのは、末さんはご両親に「今は退職代行って全部ちゃんとやってくれる会社があるから、それで辞めな」と言ってもらえたこと。実家に一度帰ったところ、父親が退職代行の会社を調べてくれていたのです。

【退職代行サービスって何をしてくれるの?】

退職代行というのは、「自分から退職の意志を示せない人に代わって、退職の手続きを代行してくれる」というサービス

末さんが利用した退職代行サービスの場合、先払いで料金を支払うと、ヒアリングシートなるものが送られてきて、個人情報や退職後の手続き、有給消化の希望といった15の質問に答えて返信します。それで手続きは完了となり、あとは退職代行が間に入って退職の手続きを進めてくれるのだそう。出社の必要も直接の話し合いもなしに辞められる、というのが大きなメリットといえますね。

【とはいえ、すんなり進まない場合も……】

さあ、これで末さんも晴れて退職! となればよかったけど、事はそうはすんなり行かなかったーーーー!!!! 末さんの自宅まで会社の人が訪ねてきたり(末さんは実家にいたので同棲している彼氏が対応しましたが)、上司から精神的な圧力をかけるような文書が届いたり。

さすが末さんを心身ともに限界が来るまで追い込んだ会社なだけあります。読んでいるこちらまでドン引きさせるほどのブラックぶりって相当ですよ……? ここまで一筋縄で行かないのだから、やはり末さんは退職代行を利用して正解だったと思います。

【こんな選択肢もあるって知ってほしい!】

もちろん、退職をするなら、きちんと上司や周りの人たちに話しつつ円満に進めるのがベストです。けれど、たとえば末さんのようなブラックな会社に正攻法は通用せず、そのため心身を病んでしまったり、結局は退職できないままに終わったりという最悪のケースも……。それであれば、お金を払ってでもこうしたサービスを利用するのもひとつの手ではないでしょうか?


幸いにも末さんは家族や恋人からのサポートを得られましたが、中にはひとりで抱え込んで倒れる寸前の人もいるかと思います。末さんご本人にうかがったところ、「多くの人に、こんな選択肢もあるんだよ、と知って欲しく思い描きました!」とのことでした。

今働いている人、そして春から社会人になる人も読んでほしい末さんの漫画。万が一のときにはこういう選択肢もあることを、ぜひ心に留めておいてくださいね。

参照元:Twitter @420_Tenya_Wanya
Illustration:, used with permission.
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼末さんがツイッターに投稿した漫画「退職代行を使って仕事を辞めた話」

▼「退職代行を使って仕事を辞めた話」全編はこちら