伝統と格式で華やかなイメージの、英国ロイヤルファミリー。彼らが普段どんなものを食べているのか、ちょっと気になりませんか?

チャールズ皇太子のお気に入りは「チーズたっぷりのベイクド・エッグ(Cheesy Baked Eggs)」なのだそう。ご自身とコーンウォール公爵夫人の公式ツイッター「クラランス・ハウス」で、皇太子がオリジナルのレシピを紹介しています。

毎日の食事はお抱え料理人が作っているのかと思ってたけど、もしかしたらご自身もお料理をするのかな? だとしたら、ロイヤルファミリーをちょっとだけ身近に感じちゃう!!

優雅な気分に浸りつつ、チーズたっぷりのベイクド・エッグを再現してみたいと思います。

【用意するもの】


茹でたほうれん草、ミニトマト、香りの強いソフトチーズ、卵、生クリーム、ハードタイプのチーズ、バジル、お好みでシャキュトリー(※ハムやソーセージなどの食肉加工品)

※ソフトチーズはカマンベール風のものを、ハードチーズはパルミジャーノ・レッジャーノを使いました。

【びっくりするほどカンタン!】

工程は至ってカンタン♪

耐熱皿にほうれん草を入れて、カットしたミニトマト、ソフトチーズ、バジルをのせたら、塩・コショウ(※分量外)する。お肉が好きな人は、ここでシャキュトリーを入れても。

卵を割り入れ、生クリームとハードチーズをかけてオーブンで8〜10分ほど焼く。

……という、手早く、そして失敗なく作れるレシピでした。ゆでなくていい冷凍ほうれん草を使ったので、準備から焼き上がりまで20分程度で作れました。なんてイージー!

チャールズ皇太子のレシピでは180℃で焼き上げることになっているけれど、庶民のオーブンでは焼き色がつかなかったため、途中から230℃まで温度をあげて仕上げてみましたよ。

【これは、フレンチか!? 味のバランスがすごくいい!】

チーズが絡んだクリーミーなほうれん草と、ときどき顔をのぞかせるトマトが爽やかなおいしさです! チーズとクリームたっぷりで、さぞかし重いのでは……と思いきや、酸味のあるトマトと香り高いバジルがいい仕事してるなぁ〜。

食べ進めていくと、中から半熟状の卵がとろ〜り。味のバランスがとてもよく、フランス料理的なおいしさにあふれています。これなら生ハム入れてもおいしいでしょうねぇ! セ・トレ・ボ〜ン(※フランス語で「とても美味」)!

カンタンでおいしいレシピを教えてくれたチャールズ皇太子、きっと料理上手なんじゃないかな!? ただこの公式レシピでは乳脂肪分高めの生クリーム&2種類のチーズを使っているので、ちょっとカロリーが気になるところではありますが……。

【チャールズ皇太子のチーズへの想いも】

さてさて、チャールズ皇太子が自身のお気に入りレシピを公開した背景には、新型コロナで打撃を受けた英チーズ農家を応援したいという気持ちがあった模様です。

そういえば、イギリスの可愛らしい田舎町を訪れたときのこと、そこのチーズ専門店には有名なチェダー以外にもたくさんの地場産チーズがありました……。

正式な食事ではデザートのあとにチーズを食べる習慣のあるイギリス。丁寧に作られた英国チーズは大切な食文化・そして伝統のひとつでもあります。

……と言いつつ、今回フランス産ソフトチーズとイタリア産パルミジャーノを使ってしまったけれど!

イギリスやロイヤルファミリーに想いを馳せながら、みなさんもチャールズ皇太子の大好物を堪能してみてはいかがでしょう?

参照元:Twitter (ClarenceHouse)Instagram (ClarenceHouse)princeofwales.gov.uk

調理・執筆:sweetsholic (c)Pouch
Photo:(c)Pouch