ドイツ生まれのパイ職人、カリン・ファイフ・ボシェック(Karin Pfeiff Boschek)さん。彼女の生み出す芸術的なパイは過去にPouchでも紹介したことがありますが、あれからさらなる進化を遂げているようです。

美しい色の組合せや幾何学的な模様、繊細なカッティング……まるでアート作品のようで、1点1点じっくりと眺めたくなっちゃいます!

【鮮やかなビタミンカラーに元気が出るパイ】

以前は、表面が1色のみで作られていることが多かったカリンさんの作品。現在は果物や野菜を使って鮮やかな見た目を楽しめるものが多いんです。


赤と黄色のコントラストが美しいパイは、ネクタリンと梨を使って作っているそう。目も覚めるような色合いに、見ているだけで元気をもらえますね。

【まるで市松模様!? 上品でシックなパイ】

紫色と白色の2色使いという気品ただようパイも。紫色の生地はフリーズドライのブルーベリーパウダーを使っているのだとか。色使いのせいか、伝統的な和柄である市松模様や桧垣文様を思わせます。

【お花と葉っぱのボタニカルなパイ】

お花や葉っぱをモチーフにしたパイは、春のおとずれを期待する気持ちがこちらにも伝わってくるかのよう。フリーズドライのほうれん草パウダーを使ったという緑色の生地も色鮮やかですね。


こちらのパイ、オーブンから取り出したときは素敵な香りで家中が満たされたそう。「インスタグラムに香りの機能がないのが残念」なんてカリンさんは書いています。

【手芸作品のように繊細なパイ】

「クリスマスの時期ですら葉っぱのモチーフが好きなの」というカリンさん。葉っぱのデコレーションが施されたパイは、繊細なカッティングが目を引きます。葉っぱの黄色はターメリックを使って出しているそうですよ!


パイの中にはシナモンやナツメグで味付けしたりんごが入っているとのこと。見た目、中身ともに温かみが感じられて、冬にピッタリなアップルパイですね。

【2019年には著書『エレガント パイ』も出版!】

2019年には『エレガント パイ(Elegant Pie)』という本も出版しているカリンさん。25種類のパイが写真とともに紹介されているそうで、日本でもamazonで購入可能となっています。


皆さんも、インスタグラムでカリンさんの作品をチェックしてみてください。本のタイトルどおり、どれもエレガントなパイばかりで、うっとりしちゃうことと思いますよ!

参照元:Instagram @karinpfeiffboschekamazon
Photo:(C)Karin Pfeiff Boschek, used with permission.
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch