本当に美味しい土産は、地元民が知っている!

旅行に行けば行くほど迷ってしまうもの……それはお土産! なんでこんなにお土産があるんだYO!! 雑誌のお土産ページが見開きで何ページもあるYO!!

そんな迷える子羊のためにあるのが、Pouchの「地元民が本当にオススメする土産シリーズ」なのだ★ 雑誌やテレビでもなく、手みやげの達人でもなく、地元民がガチで愛するお土産とは……?

今回ご紹介するのはキャッチフレーズが「逢い、知る、愛知」な愛知県の「和風パイ 手風琴のしらべ」です。

【推薦者:紙風船が入ってくるノスタルジーなお菓子】


オススメ土産:備前屋 「和風パイ 手風琴(てふうきん)のしらべ」
推薦者:愛知県出身 權田菜美さん

推薦文:子どもの頃からの好物で、一気に2個食べとかしてましたっ! しっとりとしたパイ皮と上品なこしあんの組み合わせで、コーヒーにも紅茶にも日本茶にも合います。箱で買うと、紙風船が入ってくるのも、たのしみのひとつ。ほっこりノスタルジーなお菓子です。

【235年続く老舗和菓子屋がなぜ「パイ」を?】

販売しているのは、天明2年創業の和菓子専門店「備前屋」。どうして和菓子屋さんが、洋風な「パイ」を? その理由がとってもロマンチック!

和風パイ『手風琴のしらべ』は、西洋文化が日本文化に溶け込みながら変化していく明治から大正の時代に思いを込めて作ったそうです。だから日本の伝統甘味アンコと西洋のパイでできているんですね。ハイカラ!

【紙風船が入っているぅ!】

箱をあけてみると紙風船が入っていました。なぜ紙風船? 同封された説明書を読んでみると、「思い出をふくらませてみませんか?」と粋なメッセージが。なんだか食べる前からすでにトリコなんですけど!

【和菓子屋の繊細なあんこが行かされたパイ】

袋から出してみると、紙風船のようにふわっと優しい雰囲気のパイが登場。パイだけど、まるでおまんじゅうのようなしっとり感です。半分に割ってみると、アンコが全体にみっちり入っていました

ひとくち食べてみると、バターの香ばしい香りとともに、なめらかなアンコの甘みが口の中に優しく広がります。

アンコのしっとりした滑らかさは、和菓子屋ならでは。このアンコをいかすべく、パイ生地はサクサク系ではなく、しっとり系になったのかもしれません。

230年もある長い歴史のある和菓子屋のパイから、優しさと伝統を感じ、そして西洋文明がとけこんでいく日本の風景が見えてくる……食べ終わってもその余韻にときめいてしまうのでした。

参考リンク:備前屋 和風パイ 手風琴のしらべ
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

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おまけ:紙風船を生まれて初めて触った私は、周りに膨らまし方をおしえてもらいました。