2020年6月16日に切手シート「江戸・東京シリーズ第1集」が発行されました。
東京の古今の風物を題材にしたシリーズになっていて、第1集では日本橋界隈の小物、食べ物、道具類、建物などがちょっとレトロなタッチで描かれています。
さらによーく見ると、63円と84円の切手シートはそれぞれ異なるデザインながら、両者にはつながりが感じられるという粋なしかけが施されているんです……!
【63円切手は日本橋界隈の食べ物や小物など】
63円切手のほうは1シート10枚。調理器具、乾物、甘味、和紙小物、浴衣、などのイラストが描かれています。
切手シートのデザインは江戸時代に流行した双六をモチーフにしているそう。マス絵のような双六のコマが、切手の四角いフレームを使ってうまく表現されていますね。
【84円切手は日本橋界隈のお店や名所など】
84円切手のほうも1シート10枚。日本橋三越本店や出汁専門店、軍鶏料理屋といった建物、日本橋といった名所、お祭りやお参りといった風俗がイラストで描かれています。
こちらの切手シートのデザインは、日本橋界隈の地図をイメージしているとのこと。まるで現地を歩きながら廻っている気分を楽しめそうです。
【2種類の切手シートを見比べてみると……】
ここで、あることにピンと来た人もいるかも……。実はこの84円切手と63円切手の絵柄には関連性があるんです!
63円切手にうちわや便箋などの和紙小物が描かれているのですが、84円切手のにはそれらのアイテムが置かれた和紙小物店のイラストがありますね。
さらに、63円切手に描かれた浴衣と同じものを着た女性が、84円切手の余白に登場していて……!
こんなふうに、63円切手と84円切手を見比べてみるのもこの切手シートの楽しみ方といえるかも。
【コレクションしたくなる切手シリーズ】
「江戸・東京シリーズ第1集」は1シート単位での購入で、63円×10枚が630円、84円×10枚が840円。郵便局のネットショップにて購入可能です(送料別)。
大事にコレクションしてもよし、この時期なかなか会えない人への手紙に貼るもよし。
こんな凝ったイラストやデザインの切手シートなら、手にするだけでうれしくなっちゃいますよね! 第2集以降の江戸・東京シリーズも楽しみです。
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