本日2020年8月31日に、としまえんが94年間の歴史に幕を下ろします。

その前日となる8月30日に、朝日新聞朝刊(1都6県+静岡)にとしまえんの広告が掲載され、ネットを中心に話題になっているんです。

としまえんといえばユニークな広告でたびたび話題になっていますが……さて今回は、どんな広告が登場したのでしょうか!?

【あの名シーンが広告でよみがえる!】

広告に描かれていたのは『あしたのジョー』のラストシーン。主人公のジョーが、戦いのあと、真っ白に燃え尽きている場面です。

ぐったりとうなだれながらも、満足したように笑みを浮かべるジョー。その姿が、長きに渡って時代を駆け抜けてきた、としまえんと重なります。

また「燃え尽きるまでやりきった!」というメッセージが、ダイレクトに伝わってくるようです。

【シンプルなキャッチコピーが沁みます】

添えられたキャッチコピーは、「Thanks.(ありがとう)」という一言のみ。

シンプルな言葉ですが、お客さんへの感謝の思いが凝縮されているようで、胸が熱くなります。

【ネットでも注目の的に】

広告はツイッターでも注目を浴びており、

「泣けるよ」
「素晴らしいセンス溢れる広告だとおもう。すべての意味が含まれてて」
「としまえん閉鎖への淋しい想いと 今までの感謝の気持ちが この見開き広告の中にスーッと深く吸い込まれていきました」

といった具合に、たくさんの声が集まっています。

また、劇中に出てくる名台詞「立つんだジョー!」を引用してメッセージを送る人も多々。としまえんの思い出を語る人もいて、愛されていることがよくわかります。

およそ一世紀に渡って親しまれてきた、としまえん。今日まで本当にお疲れ様でした。

会えなくなるのは寂しいけれど、心からの感謝の気持ちを贈りたいものです。

参照元:Twitter @adv_asahi
執筆:田端あんじ (c)Pouch