新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、政府が年末年始の休みを1月11日の成人の日まで延長するよう企業に要請するという案が発表され、反響を呼んでいます。

もし12月25日(金)が仕事納めだとすると、なななーんと最大で17連休ということに……!

「ひゃっほーい、超大型連休だーーー!!!」と喜びの声があふれそうですが、ネットを見ると戸惑いの声も多くあがっているようです

では、どのような点が懸念されているのでしょうか?

【みんな手放しに喜べない理由】

・仕事の進行が心配

ただでさえ、毎年12月は年末年始の休みに備えて年末進行で忙しくなるのに、17連休ともなればどれほど大変なことになるのか……。「年内&年明けから大型残業確定」なんて戦々恐々としている人もいるようです。

・非正規の人は収入減にならないか心配

アルバイトや派遣社員など時給や日給で働いている人にとっては、長期の休みは大幅な収入減となる可能性も。これは生活に直結する厳しい問題といえます。

・主婦はかえって大変にならないか心配

世間が休みであっても、家の中の家事や育児はなくならないもの。かえって普段よりも食事の用意や子どもの世話などで、手間が増えることも……。ネットでは「17連休って喜ぶ主婦いるのかな……」「主婦にとっては地獄」なんて声もあがっています。

・勉強面でのしわ寄せが心配

今年は休校期間が長かっただけに、もしもさらに学校の休みが増えるとなると、勉強の遅れを取り戻せるのかが心配になってきます。たしかに、そのしわ寄せが子どもに行くかと思うと、親としては複雑な気持ちにならざるを得ないですね。

・コロナの感染拡大が心配

現在、GoToトラベルキャンペーン実施中ですが、ここに大型連休が来れば、多くの人が旅行やレジャーに繰り出すことが予想されます。感染拡大防止のはずが、コロナのさらなる感染拡大につながらないかと心配する声も出ています。

・サービス業や医療従事者はしわよせが心配

一方で、17連休になったとしても休めない業種の人もいます。医療従事者やインフラ関連、サービス業の人からは「過労になりそう」「私達も休みがほしい」といった声も。

【17連休、メリットもあるけれど…?】

いろんな問題がクリアになれば、まさに夢の17連休ですが……ざっと挙げただけでも、手放しでは喜べない事情はこれだけ考えられるよう。

もちろん、「年末年始の人の出入りを分散化して、コロナの感染拡大を防ぐ」というメリットもありますが、こうした懸念がある中、本当に17連休にするべきなのかは熟考する必要があるかもしれません。

皆さんは“年末年始の最大17連休”について、どのように考えるでしょうか?

参照元:Twitter検索:17連休Twitter検索:大型連休
執筆:鷺ノ宮やよい
Photo: (c)Pouch