今年ロックダウンされた都市では、家の中にいながらできることに多くの人が挑戦していたようです。

アメリカ・ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで監督兼アニメーターとして働くホアキン・ボールドウィン（Joaquin Baldwin）さんもそのひとり。

彼は自身の髪とヒゲを伸ばしたり整えたりする過程を毎日撮影し、とてもアーティスティックなタイムラプス映像のミュージックビデオを作り上げたんです！

【髪とヒゲを101日間にわたって撮影】

彼が用いたのは、ピクシレーションと呼ばれる技法。これは、人間を1コマずつ動かして撮影するというストップモーション・アニメーションのことです。

ホアキンさんは101日間にわたり、自身の上半身を毎晩撮影。

全部で2117枚になった写真をつなぎ合わせ、ラディカル・フェイス（Radical Face）というアーティストが歌う「ベター・デイズ（Better Days）」という曲のミュージックビデオとしてYouTubeに公開しました。

【芸術的なミュージックビデオが完成】

動画を観てみると、髪やヒゲが増えたり減ったりするタイムラプス映像がとても自然で芸術的。

静かに流れていく映像がバラードの曲調と合っていて、時間の移り変わりのようなものを感じさせられます。

ホアキンさんは、

「少しの情熱や執着、前進するための目標を見つけられれば、私たちが待ち望む “より良い日（Better Days）” のように、毎日過ごす時間をもっと有意義なものにできるはずだ」

と、曲のタイトルにかけて、ただ漫然とくり返してしまいそうなロックダウン中の日々の過ごし方について触れています。

【メイキング動画も公開中！】

画面だけを見るとシンプルでありながら、おそろしく完成度の高い映像。ぜひ皆さんも参照元からご覧になってみてください。

なお、ホアキンさんのYouTubeチャンネルでは、メイキング動画も公開中。とても緻密な作業がおこなわれていて、こちらを観ると、彼の作り出した映像がより素晴らしく感じられることと思いますよ！

参照元：YouTube[1][2]
執筆：鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼タイムラプス映像のミュージックビデオ「Better Days」

▼こちらがメイキング動画。緻密な作業のもとに作られているのがわかります