国民的漫画『ドラえもん』を日本の伝統工芸で表現した「ドラえもん名言切子」が登場。
「名言切子」というだけあって、ドラえもんの名言をフィーチャーしており、飲みながらしみじみしそう……!
日本が誇る伝統工芸・江戸切子のグラス、職人技もキラリと光っていますよ。
【ドラえもんの言葉にハッとする】
小学館のWebメディア「和樂web」×東京・清澄白河の工房「椎名切子(GLASS-LAB)」が手掛けた「ドラえもん名言切子」。
ラインナップは、「未来なんてかわる」「おとなってかわいそう」「せきたてちゃだめ」「小さな努力」「三日ぼうず」の全5種類です。
名言が刻まれているのは、グラスの底。コミックスの1コマを描いており、ひとつひとつ見ていくたび、ハッとさせられます。
【大人の心に響くメッセージ】
例えば「未来なんてかわる」にある名言は、「そうともかぎらない。未来なんてちょっとしたはずみでどんどんかわるから」。
「ちょっとしたはずみで未来はかわる」という表現に、救われる思いがする人もいるのではないでしょうか。
私が心惹かれたのは「三日ぼうず」。
ドラえもんがのび太くんに「りっぱすぎる決心は、きっと三日ぼうずになるから」と諭しており、ちょっぴり肩の力が抜けるような気がしたからです。
いずれも、疲れた大人の心に沁みる……(涙)。
【職人技にも感動です!】
今回グラスに採用したのは、グラスの側面をフラットに削る「平切子」と、底に柄入れする工房オリジナルの「砂切子」。
飲み物を入れると、底の柄が内側に万華鏡のようにキラキラ反射するんですって。
底の柄は「コミックスの原画をグラス用にリデザイン&データ化→ガラスを削って表現」という流れで制作しており、「職人技ここに極まれり」という感じ……!
同工房では、幅0.09mmの線も再現可能(!)らしく、優れた芸術品としても楽しめそうです。
【値段はめっちゃ高いけど…】
グラスの色は、切子では珍しいインディゴブルー。爽やかな色合いが美しく、癒やし度満点で、いつまでも眺めていたくなります。
また、パっと見は、ドラえもんグッズとわからないところも粋!
職人による手作りのため、お値段は税込み4万4000円と高額ですが、それだけの価値があるように思えます。巾着、木箱も付属されるので、高級感もありますね。
ドラえもんの名言に励ましてもらいながら、ホッと一息つくのはいかが?
※手づくりのため、色柄の出方やサイズ、重量に若干の個体差が生じます。
参照元:小学館の総合通販サイトPAL-SHOP、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:©Fujiko-Pro,Shogakukan
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