以前Pouchでもご紹介した、福井県立図書館が公式サイトで公開している「覚え違いタイトル集」

勘違いしやすい本のタイトルや著者名がリストアップされているんですが、これが思わず共感しちゃうものから抱腹絶倒なものまでズラリとそろっているんです。

前回から数年経って、新たな覚え違いも着々と増えている様子。今回は第2弾として、またまたいくつかピックアップしてご紹介したいと思います!

【あのドラマや映画の原作、なんだっけ?】

ドラマや映画化されて気に入った作品というのは、その原作を読んでみたいと思う皆さんも多いよう。ただ、タイトルがうろ覚えになってしまうことも……。

覚え違い……『ニート、家を買う』『フリーターウエルカム』
正解……『フリーター、家を買う』

二宮和也さん主演でドラマ化されたこともある作品。フリーターで家を買うのもすごいけど、ニートで家を買うってもっとすごい気が……!! 「フリーターウエルカム」は底抜けに明るくていいですね。

覚え違い……『若おおかみは小学生!』
正解……『若おかみは小学生!

テレビアニメのほか映画化もされている人気児童文学。“おかみ”と“おおかみ”、1文字違うだけでビジュアルがまったく違ってくるよぉ!

覚え違い……『ドクタードリンク宇宙へgo』
正解……『ドリトル先生月へゆく』

エディ・マーフィやロバート・ダウニーJr.主演で映画化されているドリトル先生シリーズ。ドクタードリンク宇宙へGO、めちゃくちゃ面白そうなんですが……。

【名作も覚え違いでまったく違う作品に】

続いては、皆さんも一度は読んだことがあるかもしれない名作。これも覚え違いによってまったく異なる味わいが生まれます。

覚え違い……『僕ちゃん』
正解……『坊ちゃん』

夏目漱石の代表作品ですが、「僕ちゃん」だととたんに5歳ぐらいの男の子を主人公にしたかのような印象に……!

覚え違い……『アーム・ジョー』
正解……『噫無情(ああむじょう)』

別タイトル『レ・ミゼラブル』としても知られる『ああ無情』。アーム・ジョーって聞くとレスラーの物語か何かに思えてくるのは私だけ……?

【間違えてしまう気持ちも分かる気が…】

このほか、もともと長いタイトルや難解なタイトルの作品は覚え違いする確率高し!

覚え違い……『俺がいて俺だけだったみたいなタイトルの本』『ローリングって名前のホストの人が書いた本』
正解……『俺か、俺以外か。』ローランド

現代ホスト界の帝王・ローランド様による著書。そのうち「君たちがいて、僕がいる」と間違える人も出てきそうです。それはチャーリー浜だ!

覚え違い……『滅びた後のシンデレラ』
正解……『滅びの前のシャングリラ』

2020年の本屋大賞を受賞して話題となった凪良ゆうさんの作品。「こんな感じのタイトルだった!」という思いはすごく伝わってきますね。

【他の覚え違いは福井県立図書館のホームページで!】

以上、ご紹介したのはごくほんの一部ですが、ここで改めて感じるのはこうした間違いから相手が欲している1冊を選び抜く司書さんのすばらしさ。プロの仕事ぶりに目を見張ってしまいますね。

福井県立図書館のホームページにはまだまださまざまな覚え違いがアップされていますので、ぜひ皆さんもご覧になってみてください!

参照元:福井県立図書館
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch