フィンランドに暮らす23歳のユホ(Juho Könkkölä)さんは、類まれなる折り紙アーティスト。1枚の紙から作り上げたとは思えないほどの作品を制作し続けています。
今回ご紹介するのは、そんなユホさんの作品のひとつ「甲冑を着た武士」。折り紙というよりも彫刻の域に達している傑作なんです……!
【折り目が細かすぎてビックリ】
公式ホームページとSNSにて鑑賞できる「甲冑を着た武士」。YouTubeにはチュートリアル動画が公開されています。
用意したのは、68cm×68cmの正方形の温州皮紙。
まずはじめに、全体に折り目をつけていくのですが、その時点でめちゃくちゃ細かい~っ!
ユホさんの頭の中に “完成図” があって、それをもとに折り目をつけているのでしょうが、あまりに繊細すぎて、ただただ見とれてしまいます。
【水&ドライヤーで固定】
その後は、クリップでところどころを留めつつ、人の体になるよう制作。
顔や指など細部を仕上げていき、「水を塗布&ドライヤーで乾かす」作業で形をキープしていきます。
この緻密な工程を経て出来上がったのは、二刀流のサムライ!
甲冑や兜が見事に再現されており、後姿や足元まで、完璧に「武士」です。
【50時間かけて制作したそうな…】
サムライの全長は20cm。
完成までになんと50時間もかかった(!)そうで、その事実を知っただけで気が遠くなる……!
ユホさんは、構想を含め作品づくりに数カ月かけることもあるらしく、驚異的な集中力と根気のもと制作していることがわかります。
【他の作品もすんごいです】
ユホさんの折り紙歴は15年以上。
「1枚の紙から作る」をモットーにしていて、歴史・民話・神話・本・映画・ビデオゲームなどからインスピレーションを得ているようです。
ホームページやインスタグラムにたくさん掲載されているので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
参照元:YouTube、Juho Könkkölä、Instagram @jkonkkola_origami
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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