2021年3月4日に放送された、MBS制作の深夜ドラマ『西荻窪 三ツ星洋酒堂(通称:にしぼし)』第4話。
今回バーを訪れたのは、過去を断ち切れず、心にモヤモヤを抱えるピン芸人の原田(小久保寿人さん)。
そんな原田に「第2の人生」という希望を与えたのは、バー名物の “缶詰料理” でした。
【第4話あらすじ】
バイト先の工事現場で、かつてコンビを組んでいた元相方・西(梶裕貴さん)と偶然再会した原田。
西は、父が倒れたのを機に芸人を辞め、脚本家になって成功していましたが、原田は西の現状を素直に喜べず複雑な気持ちを抱えていました。
バイトからの帰り道、原田はふと「三ツ星洋酒堂」の看板が目に留まり、バーを訪れます。
そこで注文したものをきっかけに、心にある変化が訪れるのです。
【缶詰の残り汁が気づかせてくれた「第2の人生」】
バーで注文したのは、西が好きだった「つぶ貝の缶詰」と「ビール」。
双方をコンビに見立てて、
「ビール(西)を失ったつぶ貝(自分)はどうしたらいいんでしょうかね……」
とつぶやく原田に、シェフ・中内(藤原季節さん)が差し出したのは、つぶ貝の缶詰の残り汁で作ったリゾット。
つぶ貝はこれまでの人生、リゾットは、これから続いていく「第2の人生」だと説明します。
リゾットから未来への希望を見出した原田は、西が自分にかけてくれた
「俺はずっとお前のファンだ。1人になっても自由にやればいい」
という言葉を思い出し、ようやくモヤモヤから解き放たれたのでした。
【バー3人組も「第2の人生」の岐路に】
今回第4話のキーワードは「第2の人生」。
原田と同じく、バーの3人組も「第2の人生」へと進むべき段階に来た……と思わせる「ダブルミーニング演出」が素晴らしかったです。
味覚障害が治りかけて、シェフとして生きられる可能性が再浮上した中内。
そんな中内を見て、小林(森崎ウィンさん)は、
「いずれ次に行かなくちゃならない、いつかは終わる」
と口にします。
バーは元々、「缶詰が尽きるまで人生をひと休みする」という思いのもと営業しており、小林の言うとおり「いつかは終わる」場所。
3人が今後どんな道に進むのか、非常に気になるところです。
【雨宮と小林にいったい何があったのか…】
もうひとつ気になるのは、雨宮と小林の過去。
2人が出演する回想シーンでは、過去の出来事で深く傷ついて「人生をお休みする決心」をしたことがわかるものの、深く語られることはありませんでした。
また雨宮は、過去を振り返って「戻れる場所なんてない」とつぶやいているし、小林は妻子と思われる写真(!)を見ながら「過去の自分に向き合えない」と口にしているし……
2人の身に何があったのか気になる……。
このシーンはネットでも話題で、ツイッターには
「2人が抱えている『何か』が気になる」
「3人のうち、中内くんはわりと最初から輪郭がはっきり見えていたけど、ここにきて小林くんと雨宮くんのバックグラウンドが徐々に浮き出てくるの良いですね」
といった声が寄せられていました。
ドラマはあともう少しでエンディングを迎えるようなので、今後、怒涛の展開が期待できそうですっ!
参照元:MBS、Instagram @3boshi_youshudo_mbs、Twitter @3boshi_youshudo、Twitter検索 #西荻窪三ツ星洋酒堂 小林
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:©「西荻窪 三ツ星洋酒堂」製作委員会・MBS
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今週も盛り上げていただいてありがとうございます!!🥺
この後24:59〜MBS
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