みなさん、自宅のシャワーヘッドを備え付けのものから変更していますか?

私が長野から東京へ上京したときに驚いたのは「水質」の違い

元々くせっ毛で乾燥肌なこともあり東京の水質が肌に合わず、髪の毛はキシキシ、お風呂後はしっかりケアをしないと乾燥で太ももや二の腕がかゆくなることがしばしば……。

そこでメイクや油性マジックがシャワーで落ちるCMでも話題になった「ミラブル(MIRABL)」のシャワーヘッドをレンタルしてみることに。

気になってはいたのですが、買うにはなかなか勇気のいるお値段。体を張って本音でレビューしていきますよ〜っ!

【ウルトラファインって?】

今回レンタルしたのは、「MIRABLE サイエンス・ウルトラファインミスト ミラブルplus シャワーヘッド」(税込4万4990円)。

このシャワーヘッドはウルトラファインバブルというものを採用しており、

「人間の眼では見えないほど微小な泡で、モノとモノのすき間に入り込む特性のため、すぐれた洗浄技術に利用されています。」

とのこと。

おなじみCMで、油性マジックがシャワーをあてるだけでサッと落とせているのは、インクと肌の間に入り込みインクを浮かせて流すから、とのこと。

さらに、約50%の節水効果と、水道水の塩素を約80%低減する効果があるそう。

【いざ使ってみたら驚きの連続】

箱を開けてみると、シャワーヘッドのほかに「トルネードスティック」という白い小さな球体がたくさん入った短いスティックが。

このトルネードスティックを接続する事により、塩素除去機能をプラスし、ファインバブル量の増加してくれるそう。交換目安は1~3カ月と少々スパンが短い気もします。

シャワーヘッドの見た目はキラキラのラメが入ったデザインなので、ちょっとオモチャっぽい印象。本当に大丈夫か〜と少し疑ってしまいます。

【新感覚シャワー】

シャワーの出方は「ストレート」と「ミスト」に切り替えができます。スムーズに切替ハンドルが回せるのでミストとストレートの間など、好みの水の出方に調節ができますよ。

ストレートは中心にある穴から、ミストは周りの穴から出るようになっています。

それぞれ水の出方を比べてみると……。

<ストレート>

いざ水を出してみて、びっくり! 本当にこれで50パーセントも節水できているの? というほど水圧はパワフルです。

お風呂の水面にあててみた様子はこんな感じ。

頭皮にあてると気持ちいい〜と感じるほどの強さなので、簡単な頭皮マッサージを受けた気分にもなれます。

<ミスト>

これは……霧!? 私いま、霧の中にいる? という錯覚を起こすほど全く肌へのあたり方が違いますストレートと同じ水量をだしているのに……。こんなシャワー使ったことない!

水面にあててみた様子はこんな感じ。

ごくたまに肌がピリピリっとする感覚があったのですが、ピーリングや炭酸パックをするときに起こる感覚と似ているので毛穴の汚れがかき出されているのかな? と思いました。

<ストレート×ミスト>

真ん中からストレートが、周りからミストが出るようになっているので、ハンドルをちょうど2つの真ん中まで切り替えてみました。

“ミストでは弱すぎ、ストレートでは強すぎ”と思う方にちょうどいいのかもしれませんが、正直なところ水量は蛇口をひねる度合いで調整ができるので、私はこの中間はあまり使う場面はありませんでした。

私はストレートは髪を洗うときに、ミストは顔・身体を洗うときに、と使い分けて使用をしていました。

【メリットとデメリット】

<メリット>

・お風呂を上がった後に肌はもっちり、髪はしっとりする
→いつもはケアをしないとツッパる感じがありましたが、ミラブルplusではその感覚はなし。化粧水をつけた時もグングン毛穴に入っていくような感じがしました。

・節水高価があってもシャワーの水圧が弱くならない
→以前、2000円程度で買った節水シャワーヘッドを使った際は「節水してます!」と言わんばかりに水圧が激弱になりましたが、こちらは問題なくクリア!

<デメリット>

・ミスト使用時はお湯の温度がストレートよりもぬるく感じる
→ミストのため、壁にかけて使うと、自分の体にあたるまでの間に温度が下がるのか冷たく感じます。冬に全身にミストを浴びたいと思ったときには寒すぎるかな……と思いました。

・トルネードスティックを交換するたびにお金がかかる
→トルネードスティックがないと塩素除去ができないので必須なのはわかるのですが、1本あたり税込3190円となかなかのお値段……。1〜3ヶ月ごとに交換推奨なので、継続して使うにはコスパが気になるところです。

【CMの油性マジック実験もやってみた】

ミラブルといえば、シャワーを当てるだけで油性マジックが落ちるあのCM……。

というわけでウルトラファインミストをさらに体感すべく、油性マジックとタイマーを用意してCMのような実験をしてみました。

シャワーをミストに切り替え、まずは3分間ミストをあてます。

うーん、少し滲んでいるようにも見えますが、シャワーをあてただけではあまり変化はみられず

なのでCMのように線を引いた真ん中あたりを3~4回こすってみると、

ポロポロとインクをのせた部分が落ちた〜〜〜!!!

うーん、でも完全には消えてない……。CMだとマジックで線をシュッとひいてシャワー少しあててからこするとサッと消えているのに、と疑心暗鬼に。

ならば、もう3分間追加して勝負!

おりゃ〜とさっきよりもシャワーを近めにしてみたところ、

おぉ!! 消えた⁉︎

ならばもう、全部こすってキレイに消しましょ〜!とゴシゴシ。

しかし、うっすらとまだ残っている……。ということで、さらに1分追加してみて、全部落とせました。

油性マジックをシャワーだけで完全に落とすまでは7分。落とすことに執着してしまい、こすりすぎて肌が赤くなってしまいました……。

ミストで汚れを浮かす力はたしかにあるけど、浮いた汚れは結局こすって落とさなければいけません。

しっかりクレンジング等を使用してから、ミストで洗い流す方がお肌への負担は少ないと思います。

【結論:モノはいいけどコスパが…】

シャワーの水圧がしっかりしていること、なによりお風呂上がりの乾燥がなくなったことを実感できたので、お風呂時間が楽しみになりました。

しかし、本体価格にプラスしてフィルターを定期交換することを考えると、やっぱり私には高価に感じました。

本当は手放したくなかったのですが、今回はそのまま購入せず返送。

お金が貯まってからお家にお迎えしようと思いました!

参考リンク:サイエンスRentio
執筆・撮影:あんすず
Photo:(c)Pouch