31歳OL、副業ライターが「4時半起き生活」「タスクリスト生活」の魅力とコツについて紹介する本連載。

今回は「眠れなかったとき、起きられなかったとき、なにもできなかったとき、どうする?」というお話です。

毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。タスクリストを着実にこなして、無意識にできるくらいのルーティンにする。それが “理想” ではあるのですが、わたしの場合、どうしてもそれが出来ないこともしばしば……。

でも、そこで大事なのは「だらしない」と自分を責めることじゃなく、「振り返って原因を探ること」だったのです。

【大事なのは「見直しと振り返り」】

4時半起きの生活をはじめてからも、眠れない、起きられない、タスクが手に着かない……1日のリズムが崩れてしまった気がして「今日はもうダメだ!」とあきらめてしまうことが何度もありました。

でも、あるときから、タスクリストと同じノートに簡単な体調・気分のメモをとるようにしたんです。

すると、自分の気分や体調の波が何に影響されているのか、調子が良いとき・悪いときのパターンがなんとなく見えてきました。

わたしの場合は、飲んでいる薬の副作用や、気象、生理周期が体調に影響することが多かったように思います。

合わせてタスクリストも「できなかったことの見直し」をすることで、「この作業のあとにこのタスクが来ると、取り掛かりにくいんだな」といった自分の「行動のクセ」が見えてきました。

たとえば、朝食のあとにすぐ掃除だと面倒に感じるから、コーヒーを淹れて新聞を読む時間にしてみるとか。

書きもの仕事のあとに勉強を入れると頭の切り替えがうまくできないから、間に身体をうごかすタスクを入れてみよう、とか。

小学生のころからよく言われていた「見直しと振り返りが大事」って本当なんだなと、この年になって実感しています。

【「明日から本気出す」だって良いじゃん!】

低気圧や生理周期など、自分ではコントロールできないけれど影響の大きなものって、意外とたくさんあります。

でも、それが自分に影響するとわかっていれば予測や対策もできるし「どうにもならないときだってある」ってわかっているだけでも、心に余裕ができました。

どうしても眠れないときは、1日くらい夜ふかししたって大丈夫。

朝起きられなかったら、起きた時間からできるタスクをひとつで良いからやってみる。

窓をあけて顔を洗った、ヨガマットを敷いてみた、PCの電源を入れてみた、それだけでもエライ!

わたしは穴だらけのタスクリストを見るのが辛くなったら、「明日から本気出す!」って気持ちで新しいページに行っちゃうこともあります。

「続けること」ってそれ自体が自信につながっているような気がします。

なので、冒頭でお話したような”理想”を目標にしながら「やすみやすみ」で良いから続けてみる。

そして、自分がだらしないから、ダメだからできないわけじゃないんだ、と思えること。自分を知って、まずは許すこと。許せるように、対策してみること。

それが、わたしが4時半起き生活、そしてタスクリスト生活で得た1番の収穫でした。

撮影・執筆:今日子
Photo:(c)Pouch