人や動物をはじめ、ありとあらゆるものをふくよかに表現する、南米コロンビア出身の美術家 フェルナンド・ボテロ。
彼の生誕90周年を記念した「ボテロ展 ふくよかな魔法」が、渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」にて2022年7月3日まで開催中です。
まるまるとふくらんだ絵画の数々を見ていると、こちらまで豊かで満ち足りた気持ちになっちゃいます!
【世界初公開! 「モナ・リザの横顔」】
展覧会の目玉となるのが「モナ・リザの横顔」。2020年に制作され、今回が世界初公開だといいます。
「モナ・リザ」はボテロが描き続けているテーマのひとつなのですが、「モナ・リザの横顔」では横からとらえたモナ・リザの姿が描かれています。
この視点自体ユニークではありますが、さらに目を奪われるのはモナ・リザの姿。頭も身体もフワっとふくよかなんです!
レオナルド・ダ・ヴィンチの原画では神秘的な雰囲気もたたえていますが、ボテロのモナ・リザからは柔和さや優しさがあふれんばかりに伝わってくるように感じるのは私だけでしょうか?
【何もかもがふくよか。これぞ “ボテリズム”】
ほかにも「コロンビアの聖母」(1992年)、「楽器」(1998年)や「バーレッスン中のバレリーナ」(2001年)、「踊る人たち」(2019年)など、全70点を展示。
ボテロの手にかかれば、レオタード姿のバレリーナも、楽器も、サーカスのゾウや団員も、何もかもがふくよかに。
“ボテリズム” ともいうべきボテロ独特の作風からは、多幸感やユーモア、官能、ときに風刺などが感じられ、私たちの中に眠る感情を刺激されます。これはなんとしても間近で実物の作品を見てみたくなりますね!
【展示作品のほとんどが日本初公開!】
世界各地で個展が開かれているボテロですが、日本国内で大規模絵画展が開催されるのは実に26年ぶり!
ボテロ本人の監修のもと、初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品などが公開予定で、そのほとんどが日本初公開のラインナップとなっています。
90歳を超えてもなお現役で作品を生み出し続けるボテロの魔法にかかってみたい……!
なお、オフィシャルサポーターには7人組ダンス&ボーカルグループのBE:FIRSTが就任。音声ガイドのスペシャルゲストも務めているので、こちらも合わせてチェックしてみてください♪
※5月17日は休館です。
※Bunkamura内のレストランで本展とタイアップしたメニューも提供中です。
参照元:プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
▼オフィシャルサポーターBE:FIRST出演のCM
https://youtu.be/AVHxjGv7oE0
▼Bunkamuraル・シネマで映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』も公開中
コメントをどうぞ