登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営するヤマップが先日発表したのは、「日本一道迷いしやすい登山道2022年」。
「YAMAP」アプリに投稿されたデータから全国5カ所の迷いやすい登山道を抽出し、発表したものです。
夏から秋にかけて登山やハイキングに出かける人も多いだけに、この情報はぜひチェックして!
【登山アプリのビッグデータから選定】
今回選ばれた5カ所は、YAMAPアプリに投稿された約16万件のフィールドメモの中で「迷いやすい」タグ付き投稿を抽出し、その投稿がほかユーザーから「参考になった」という評価が多いものから順に選定されたそう。
さらに、累計約1700万件の登山活動日記から、登山者の道迷い軌跡データを合わせて分析することで、より正確な道迷い多発地点を選定しているといいます。
それでは、2022年の日本一道迷いしやすい登山道を見てみましょう。
【1位は岐阜県の権現山】
まず最初に選ばれたのは、岐阜県各務原アルプスの権現山~桐谷坂峠の登山道。
途中、左はクライミングスポット、右は登山道へと分かれる道がありますが、ここで間違える人が多発しています。標識はあるものの小さいため、見落とす人が多いよう。
権現山は登山初心者にも親しまれる低山ですが、くれぐれも油断しないように注意したいですね。
【滋賀・三重県の御在所岳も要注意】
滋賀・三重県にまたがる御在所岳の武平峠近くも、注意が必要な地点。
途中の分かれ道で、ひらけているほうが正解の登山道かと思いきや、実は木が生い茂った足元の悪そうな道が正解。これは分かりづらい……!!!
間違った道を進んだ登山者からは
「途中滑落を覚悟しました。なんとか上まで登れました。奇跡。どんどん反り上がって引き返せない地獄でした。」
とのコメントもあがっており、危険度もかなり高いようです。
【埼玉県は3か所がランクイン】
そして全国5カ所のうち、埼玉県からは「天王山~吾野ノ頭」「子ノ権現~六ツ石ノ頭」「高畑山~中ノ沢ノ頭」の3カ所が選ばれています。
どれも左右にわかれる登山道で、まっすぐ尾根づたいに進むと正しいルートからはずれてしまうというのが道迷いに陥る原因。
登山道を示すピンクテープがある場所もありますが、それでもかなり分かりづらいようです。
【情報を知って安全な登山を!】
以上の5カ所は、写真を見ているだけでも「これは間違ってしまうのも無理ないなぁ」と思うものばかり。
昨年発表された際は、「道迷い」多発地点に標識が設置され、道迷いがゼロとなる結果が得られたというだけに、今回の5カ所にも何らかの対策が望まれます。
また、登山者自身もこうした情報を把握する、登山アプリをダウンロードするなどを心がけたいところです!
「日本一道迷いしやすい登山道2022年」のさらに詳しい情報は、参照元からご覧ください。
参照元:プレスリリース、ヤマップ
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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