人生は選択の連続。「もしもあのとき、違う道を選んでいれば…」と考えた経験、ありませんか。

でもね。たぶん、いやきっと、正解なんてないんです。

どちらを選んだとしても、望む人生は自分次第で構築できる。そんなふうに勇気をもらえる作品見つけちゃいました。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながらドラマや映画を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。今回はNetflixオリジナル映画『2つの人生が教えてくれたこと(原題:Look Both Ways)』を紹介します。

【あらすじ】

男友達のゲイブと一夜かぎりの関係を結んだナタリーは、それから数カ月後、妊娠検査薬を前に頭を抱えていました。

ナタリーにはアニメクリエイターになるという夢があり、大学を卒業したら親友とLAに移り住む予定。けれどもしも妊娠していたら、それが叶わなくなるかもしれない……。

岐路に立たされたナタリーが歩む “2つの人生” 、その先に待ち受けるものとは!?

【ココが見どころ!】

その1:どちらを選んでもハッピー

妊娠していたら、あるいは妊娠していなかったら。ナタリーが歩むかもしれなかった「IF(もしも)」の人生を同時進行で描いていく本作。

こういうお話って、2つの人生のうちどちらかが「不幸」になりがちですが、そうではないのが本作。

どちらの選択をしても、いいことも悪いこともある。自分の選択次第で運命は好転していくのだと、未来に希望を持てる作品です。

その2:セリフが刺さる

子どもが持てたことは最上の喜び。だけど順調にキャリアを積んでいく友だちをみていると、置いてきぼりにされたような気分になる……。

そんな気分に苛まれていたナタリーに母親がかける言葉が刺さる!

「妊娠すると誰もがある感情に襲われる。嘆き悲しむような気持ちよ。かつての自分を悼むようなね。どれだけ母親になりたかったとしても、母親じゃない自分には戻れないから」

「すぐに受け入れられなくて当然なの。だって昔の自分を手放すんだもの」

妊娠を望んでいたとしても、出産したら元の自分には戻れない。だからこそ、幸せなのに悲しい。お母さんになりたかったのに、違う人生も望んでしまう。

そんな女性ならではの葛藤が集約されたかのようなセリフに心打たれるのです。

その3:ファッションもインテリアもかわいい!

キュートなファッションやインテリアも本作の魅力。ナタリーだけでなく親友・カーラのファッションも可愛くて、目の保養になります。

そして男性キャラも素敵な人ばかり! とりわけナタリーの男友達・ゲイブがいい人すぎるんですよ……。

もしもゲイブがゲス男だったら物語は大きく変わっていたことでしょう。

【すべての女性の背中を押してくれる作品】

妊娠の先には出産と子育てがあり、キャリアの中断もやむをえません。また復帰したくても、再び同じ場所に立てるとはかぎらない……。多くの女性が、そうした不安をうっすら抱えて生きています。

本作は、そっと背中を押してくれる作品! 子どもがいる人も独身でバリバリ働いている人も、ぜひご覧になってみてください。

■今回紹介した作品

Netflixオリジナル映画『2つの人生が教えてくれたこと』(原題:Look Both Ways)』
2022年8月17日より独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:© 2022 Netflix, Inc.