台湾には、かわいい雑貨やレトロな街並み、こだわりたっぷりの台湾グルメやスイーツと出会える場所がたっくさん♪

このシリーズ記事では、台湾在住筆者が女子旅やソロ旅におすすめしたいスポットやお店を、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。

第4回は、台北の人気リノベスポットにあるカフェレストラン「一碗來(イーワンライ)」。まるで森の中にいるようなかわいらしい雰囲気のお店で、台湾の伝統料理のセットが味わえます。

【台北の人気リノベスポットを散策】

台北の中心地にある「華山(フアシャン)1914文化創意產業園區(ウェンホアチュアンイーチャンイエユエンチュー)」は、日本統治時代に酒工場だった場所をリノベーションしたスポットです。最寄り駅は、台北MRT忠孝新生駅。

古い建物の構造をいかして雑貨屋やカフェ、レストランなどのショップが10数店舗営業しています。期間限定の展示会が開かれることも。

新旧が入り混じるおしゃれな空間は、ひとりでゆったり時を過ごすにも、友人たちと楽しく散策するにもおすすめのスポットです。

【台湾伝統料理のセットをゆったりと】

その中にある、台湾の伝統料理が味わえるレストラン「一碗來」はわたしのお気に入り。入り口では小人のオブジェがかわいらしくお出迎えしてくれます♡

店内は明るく清潔感があり、植物や鳥のオブジェが飾られた内装はまるで森の中に入りこんだような雰囲気です。

食事は主にセットメニューの形式で提供されていて、メイン料理は汁なし麺や牛肉麺をはじめとする麺料理、ご飯料理、ヴィーガン料理や具だくさんサラダなど、種類豊富にそろっています。

おすすめは看板メニューの「招牌媽媽乾麵 套餐(ジャオパイママガンミエン タオツァン)」。汁なし麵、みそ汁、ミニサラダ、ドリンクがセットになっています。価格は250元(約1,110円)。

ドリンクは紅茶、仙草茶、洛神花茶(ハイビスカスティー)の3種類から選ぶ形で、いずれも氷あり・氷なし・ホットかをお好みで注文できます。わたしは仙草茶の氷ありをチョイス。

仙草茶はほろ苦い中にほんのり甘さが加えられていて、すっきりとした味わいです。

【麺好きにはたまらない】

メインの汁なし麺は、特製ダレがかかった麺のうえに、チャーシューと半熟煮卵、ブロッコリーともやし。

さっそく、麺をまぜてタレと絡めながらいただきます。

豚の大骨を煮込んだスープをもとに作られた秘伝の濃厚ダレはコクがあり、ほどよい固さの焼きそばのような麺と絶妙に絡み合います。台湾独特のスパイスがピリッときいていて食欲が刺激されるっ。

さらに豚もも肉チャーシューが絶品。身がしっとりとしていて、かむたびに豚肉のあまさやうまみがジュワッと広がるんです♪

しょうゆベースの味がよくしみこんだ半熟煮卵やシャキシャキのもやしも、麺との相性が抜群でした。

メニュー名に「媽媽(ママ)」という入っているとおり、台湾のお母さんがつくってくれるような、なつかしい味わいの麺だなぁと思います。わたしは日本人ですが、ひとくち、またひとくちと止まらなくなっちゃうおいしさでした。

なおこの日の付け合わせのサラダは、龍蔬菜(ロンシューツァイ)という龍のひげのような見ための野菜を茹でたものに胡麻ドレッシングをかけたもの。シャキシャキした食感とあっさりとした味わいで、箸休めにぴったりです。

みそ汁は日本の豚汁とほぼ同じ味で、ほっと落ち着きました。

ひとりでもゆったりと台湾の伝統料理を味わえる「一碗來」。ランチやディナーで訪れて、その前後1~2時間くらいで敷地内の雑貨屋をのぞいてみたり、オープンカフェでちょっとコーヒーをいただいたり……という旅のプランニングがおすすめ。

ぜひ、台北観光の予定に組み込んでみてくださいね♪

■今回紹介した店舗の情報

店名:一碗來
住所:台北市中正區八德路一段1號
営業時間:11:00~21:00

※日本円への換算は、2022年12月17日現在のものです

参考リンク:一碗來
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch