台湾には、かわいい雑貨やレトロな街並み、こだわりたっぷりの台湾グルメやスイーツと出会える場所がたっくさん♪

このシリーズ記事では、台湾在住筆者が女子旅やソロ旅におすすめしたいスポットやお店を、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。

第10回は、台北のおしゃれ問屋街「迪化街(ディーフアジエ)」の北端にある、お米問屋をリノベーションしたレストラン「稲舎食館Rice & Shine(ダオシャーシーグアン)」。台湾の伝統的な料理をこだわりのお米と定食スタイルでいただきましょう♪

【台北・迪化街のリノベスポット】

台北の問屋街・迪化街は、赤レンガ造りで趣ある建物がならぶ散策が楽しいスポット。

お土産にぴったりの品を販売するお店も多く、毎日たくさんの観光客が訪れる賑やかな場所です。

そんな迪化街でゆったりと食事を楽しむのにおすすめしたいのが、街の北端にある「稲舎食館Rice & Shine」。かつてお米問屋として営業していたレンガ造りの洋館をリノベーションし、レストランとして営業しているお店です。

築110年以上の建物は趣があり、レトロな雰囲気。1階だけでなく2階にもテーブル席があり、店内は広々としています。

【台湾の伝統的な料理を定食スタイルで】

席についたら、さっそくメニューをチェック。日本語訳もついているので安心です♪

食事メニューは基本的に、メイン料理とご飯、スープと3種類の小皿料理という定食スタイルです。メインはお肉やお魚、ヴィーガンも含めて8種類。

看板メニューは、「蜜棗燉牛頰肉飯(ナツメ入り牛ほほ肉の煮込み)」

今回は、看板メニューを注文してみました。価格は380元にサービス料が10%で、合計418元(約1840円)です。

ちなみに、公式ホームページでは「金沙蝦球客飯(エビボールから揚げの金沙粉和え)」「懷舊紅燒肉客飯(豚バラ肉の醤油煮)」もおすすめされていましたよ。

【看板メニュー「ナツメ入り牛ほほ肉の煮込み」定食】

10分ほどで運ばれてきた定食は、メインのナツメ入り牛ほほ肉の煮込み、ご飯、日替わりの小皿料理3種類とスープがついていました。

ご飯は「芋香米(ユーシャンミー)」といういい香りがするお米が使われているのですが、ご飯にかけていただくための「ラード」と「しょうゆ」もありました。

食べたことがない人はぜひ試してほしいのですが、もちもちふわふわのご飯にラードとしょうゆがふわっと香り、これだけでパクパク食べれるくらいおいしいっ♪

続いてはメインの「ナツメ入り牛ほほ肉の煮込み」を。牛肉はほろっと崩れるほどやわらかい部分もあれば、歯ごたえのある牛スジも混ざっていて、異なる食感が楽しいです。

この牛肉にしょうゆベースのコクのあるタレが絡み合い、これまたご飯がすすんじゃう♡ いっしょに煮込まれたダイコンもややわらかくておいしい〜!。

そしてこの日の小皿料理は、

・肉でんぶ&ニンニク入りのタレをかけた豆腐
・シャキシャキの野菜・龍蔬菜(ロンシューツァイ)にマヨネーズソースをかけたもの
・レンコンの酢漬け

と、どれも箸休めにぴったりな3皿でした!

スープは豚スペアリブが入った真っ黒な漢方スープ。漢方の独特な味わいは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、コクがあっておいしいのでチャンスがあったらぜひ試して!

【事前予約がおすすめ】

同店は現地の方にも会食や、ちょっとした集まりによく使われている人気のお店なので、確実に行くなら事前予約がおすすめ。

公式ホームページからだけでなく、Googleマップからはほぼ日本語で予約ができますよ。

わたしは今回Googleマップの「席を予約」という項目から予約をしてみました。次の日のランチは満席だったので、ディナータイムの17:30を選択。

電話番号(日本の番号でも可能)とメールアドレスを登録し、予約をすればOKです。確定するとメールが送られてくるので、内容を確認しましょう。

携帯番号によってはSMSも届き、席をキープするか取り消しするか確認するメッセージが届きます。その場合は指定のアドレスを開き、「保留訂位(予約をキープする)」をタップしてくださいね。

趣のある建物で、台湾の伝統料理をバランスよくゆったりと楽しむことができるのは、このお店の最大のおすすめポイントだなぁと思います。台北・迪化街へ訪れるならぜひ覚えておいて!

※日本円への換算は、2023年5月現在のものです

■今回紹介した店舗の情報

店名:稲舎食館 Rice & Shine
住所:台北市大同區迪化街一段329號(Googleマップ)
営業時間:12:00~15:00、17:30~21:00
定休日:なし

参考リンク:稲舎食館 Rice & Shine
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch