台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。
このシリーズ記事では、台湾在住の筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。
今回は、においが強烈なことで有名な台湾グルメ「臭豆腐(チョウドウフ)」。今回は台北・南機場夜市(ナンジーチャンイエシー)の人気店で味わってきました♪
【臭豆腐ってどんな食べ物?】
臭豆腐とは、発酵液に漬けた豆腐を調理したものです。サクッと揚げたり煮込んだり、串焼きにしたりと、調理の仕方はいろいろ。
臭いと感じる原因は「発酵液」で、ちょっとにおいを嗅いだだけで無理!という人はたくさんいます。でもそのハードルを乗り越えると、不思議と大好きなグルメへと変化しちゃう人が続出。私もそのひとりです♡
【台北・南機場夜市の人気店で味わおう♪】
今回ご紹介するのは、南機場夜市で地元民に人気のお店「臭老闆現蒸臭豆腐(チョウラオバンシエンゼンチョウドウフ)」。ミシュランビブグルマン台北に2018年から2021年までの4年間選出されたお店です。
イートインスペースは、店外に大きなテーブルが1つ、店内にテーブル席が4つのみ。あまり広くないので、ちょっと待つ場合もあります。
この店で食べれるのは、蒸し煮タイプの臭豆腐。そしてベジタリアンのお店でもあるため、提供されているすべてのメニューは肉や魚が使われていないんですよ!
メニューは注文票と同じになっています。
チェックしてみると、看板メニューの「現蒸臭豆腐(シエンゼンチョウドウフ)」は、<超辣(超辛い)・大辣・中辣・小辣・微辣・不辣(辛くない)>と、辛さのレベルを段階的に選んで注文できるようになっています。
臭豆腐のほかにも、麺類や素肉飯(プラントベース肉そぼろご飯)、スープや茹で野菜もありますよ。
注文方法は、臭豆腐の場合、辛さレベルを選んでその下のボックスに正の字で個数を記入。ほかのメニューの場合は、メニュー名の横に正の字で個数を記入しましょう。
記入し終わったらメニュー兼注文票を店員さんに渡し、料理の提供と同時に会計を済ませます。
今回わたしは、現蒸臭豆腐を微辣(ほんのり辛い)で注文。価格は80元(約360円)でした。
【味がしみ込んでる〜♡】
大きなお皿には2切れのふっくらとした臭豆腐。そこへスープがたっぷりとかけられています。
気になる匂いですが意外と控えめというか、ほとんど感じないぞ……!?
ツンと鼻につくようなにおいは少し感じるのですが、お店の近くにいるだけで実はもうこのにおいを感じます。なので待っているうちに慣れちゃったのかもしれませんね(笑)。
まずはスープをひと口飲んでみると……酸味と辛さ、さらにコクまであって食欲が刺激される~~~!
乾燥椎茸の旨味や細切り生姜、台湾バジルを唐辛子の辛さがバランス良く引き締められています。
つづいて臭豆腐を頬張ると、木綿豆腐をやわらかくしたようなほろっとした食感。スープがしっかりしみ込んでいて美味しい~♡
これが多くの日本人から恐れられている臭豆腐であるということも忘れちゃうくらい美味しいんです!
【臭豆腐が食わず嫌いなのはもったいない!】
台湾に長く住んでいると「初心者におすすめの臭豆腐は?」と聞かれることが多い私。「初心者は揚げたタイプのものから試すと良い」とか「煮込んだタイプは上級者向け」という意見も聞きますが、個人的な回答は、
「おいしいと評判のお店で食べること」。
今回紹介した「臭老闆現蒸臭豆腐」のものは、においも控えめで臭豆腐が苦手な方でも挑戦しやすい味わいだと思います。
歩いてすぐの場所には支店もあるので、混雑具合によっては支店を訪れるのもおすすめですよ。
ぜひ地元民に愛されているこの南機場夜市で、うわさのグルメ・臭豆腐に挑戦してみてくださいね♪
■今回紹介した店舗の情報
店名:臭老闆現蒸臭豆腐(中国語)
住所:台北市萬華區中華路二段313巷6號(Googleマップ)
営業時間:11:30~22:30
定休日:水曜日
※日本円への換算は、2023年6月現在のものです
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch
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